当院では、2019年7月に開院した当初からマイクロスコープを導入しています。それまで勤務医として歯科治療にあたっていた時期にもマイクロスコープに触れる機会がありましたので、その有用性は十分に認識していました。

普段は拡大鏡を使用していますが、歯の根の細かな部分をしっかりと見る必要のある根管治療を行うとき、破折していまっている部位を明るくはっきりと見たいときなどにはマイクロスコープを使用することにしています。
また、撮影機能を用いて口腔内の写真を撮り、それを患者さんにお見せしながら症状の説明を進めることもあり、「写真で見るとわかりやすい」という声も頂戴しています。

使用するにはある程度の準備時間がかかってしまいますし、助手にはやや特殊なアシストをしてもらう必要があるなど、デメリットもないわけではありませんが、それを十分にカバーできる優れた機能がマイクロスコープには備わっていると思います。
より精度の高い治療を受けたいとお考えの患者さんは、ぜひ一度マイクロスコープを導入している歯科医院を訪れてみてください。