編集部コラム | 奥歯が欠けた場合の原因や対処法、歯科医院での治療法について

何らかの原因で奥歯が欠けてしまった場合、まずは慌てずに落ち着いて対処することが肝心です。また欠けた所に痛みなどの症状がなく、食事も普段通りにできるからと放置しておくと、のちに様々なトラブルを引き起こしてしまうため、早めの受診を心がけましょう。

ここでは奥歯が欠ける原因やその際の対処法と注意点、歯科医院での治療法について詳しくご紹介していきます。

 

目次

奥歯が欠ける原因とは
奥歯が欠けた場合の対処法と注意点について
歯科医院での治療について
まとめ

 

奥歯が欠ける原因とは

 

はじめに、奥歯がなぜ欠けてしまうのか、その原因について詳しくみていきましょう。

 

・虫歯

虫歯になると歯質自体が柔らかくなるため、噛んだ衝撃で奥歯が欠けてしまうことがあります。

 

・過去に神経を抜く治療をしている

過去に大きな虫歯などで神経を抜いた歯は神経のある歯よりももろくなりやすく、硬いものを噛んだ衝撃などで欠けてしまうことがあります。このようなケースでは歯が大きく欠けても痛みがないのが特徴です。

 

・歯ぎしり/食いしばり

歯ぎしりや食いしばりをすると、奥歯には自身の体重の2~3倍もの負荷がかかるといわれています。そのため普段から歯ぎしりや食いしばりのクセのある方の場合、歯の噛む面がすり減ったり、歯ぐきの境目近くの歯質が欠けたりしやすくなります。

 

・噛み合わせの異常

噛み合わせが悪く、ある一部の歯だけに大きな負荷がかかるる場合、歯が欠けやすくなります。また歯を複数本失っている方で、入れ歯やブリッジなどを入れていない方も同様に、奥歯に余分な力がかかることで歯が欠けることがあります。

 

・不適切な詰め物/被せ物

歯科治療で入れた詰め物や被せ物の高さが合わない(噛み合わせが強い)場合、その歯と噛み合わせる歯に余分な力がかかり、歯が欠けることがあります。

 

奥歯が欠けた場合の対処法と注意点について

 

次に、奥歯が欠けた時の対処法と注意点についてみていきましょう。

 

・まずは歯科医院に連絡し、受診の予約をする

奥歯がかけた際は、その歯がしみたり痛みを感じなかったりした場合でも、必ず歯科医院に連絡し早めの受診を心がけましょう。

症状がないからといって放置してしまうと、欠けたところに食べかすが溜まるなどし、そこから虫歯や歯周病へと発展してしまいます。

またその時はわずかに欠けただけでも、そこにまた負荷がかかると今よりさらに大きく欠けてしまうおそれもあります。

したがってなるべく時間を空けずに、できるだけ早い段階で適切な治療を受けることが肝心です。

 

・欠けた歯を指や舌で触らない

奥歯が欠けるとその部分が気になって、つい指や舌で触りたくなりますが、欠けた部分が尖っていると指や舌を傷つけてしまうおそれがあります。

また、むやみに触れることで歯の内側に雑菌が侵入し、症状が悪化してしまう可能性もあるため、患部にはなるべく触れずに安静を保ちましょう。

 

・歯磨きは痛くない程度で軽くおこなう

歯の表面(エナメル質)が欠けてしまうとその歯は無防備な状態が続くほか、穴が空いた場合ではそこに食べかすなどの汚れも溜まりやすくなります。

したがってすぐに歯科医院を受診できず、痛みなどの症状がない場合は歯磨きも普段通りにおこなってください。

ただし歯ブラシを強く当ててしまうと痛みがでたり、歯質を傷めたりする原因になるため、ブラシ圧は軽めで磨きましょう。

 

・痛みがある時は、市販の鎮痛剤を服用する

奥歯が欠けて痛みがある場合は、市販の痛み止めを服用して痛みに対処しましょう。

 

歯科医院での治療について

 

では実際に、奥歯が欠けた際に歯科医院でどのような治療ができるのか、歯の欠け具合別にみていきましょう。

 

・奥歯が小さく欠けた場合

奥歯がわずかに欠けた場合、噛み合わせなどに大きな支障がなければ、欠けて尖った部分を磨いて丸くする処置ですむケースもあります。

ただ噛み合わせに支障がでたり、欠けた所に食べかすなどが溜まりやすいケースでは、コンポジットレジン(プラスチック)や銀歯などで歯の形を元通りにする治療をおこないます。

 

・奥歯が中くらいに欠けた場合

欠けている部分によって治療法が異なります。奥歯の側面(歯ぐきの境目)が欠けているケースであればコンポジットレジン(プラスチック)での修復が可能です。

噛む面が欠けている場合、保険治療であれば金属の詰め物・被せ物、自費治療であればセラミックを使った治療等で対処していきます。

 

・奥歯が大きく欠けた場合

神経が残せる場合は、「中くらい」に欠けた際と同様の処置をおこないます。

神経が残せない、あるいはすでに神経を抜いている歯については、一般に「差し歯」といわれる被せ物(歯の根っこに土台を入れて、その上に被せ物を入れる)で対処していきます。

 

まとめ

 
欠けてしまった奥歯をそのまま放置すると、「今よりもさらに大きく欠ける」「虫歯・歯周病になる」「他の歯に影響が出る」など様々なトラブルの元となります。
 
したがって仮に症状がない場合でも、できるだけ早い段階で歯科医院を受診するよう心がけてください。

また慢性的な歯ぎしり・食いしばりのある方、過去に神経を抜く治療をした方、噛み合わせが悪い方については、もとより奥歯が欠けるリスクが高い傾向にあります。

このようなケースに当てはまる方は必要に応じてマウスピース(ナイトガード)の着用や、定期的な歯科の受診をおすすめします。

 

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