編集部コラム | 前歯が欠けた時はコンポジットレジンでの治療がおすすめ

転倒や怪我で前歯が欠けてしまった時は、歯科医院でのコンポジットレジン治療がおすすめです。

歯の欠け方にもよりますが、軽度であれば、欠けた部分にプラスチックの樹脂を詰める、比較的簡単な治療で歯の修復をすることが可能です。

転倒して歯を床に打ち付けてしまった場合は、神経にダメージがある可能性が考えられるため、見た目だけで判断せず、早めに歯科医院を受診しましょう。

 

目次

前歯が欠けた時の治療法
コンポジットレジンとは
コンポジットレジンによる治療のメリット
前歯のレジンが取れてしまった時の対処法
まとめ

 

前歯が欠けた時の治療法

 

コンポジットレジンで治療した女性のイメージ前歯が欠けてしまった量が少なく、神経にダメージが無い場合は、コンポジットレジンで治療を行います。
 
まず、歯が欠けた部分をきれいに削って整えます。
 
コンポジットレジンで治療する場合は、歯を削る量も少なく、痛みを伴うことも少ないです。

 

削った後は、歯に専用の接着剤をつけ、コンポジットレジンを塗布して「元の歯」の形や色に近づけていきます。

基本的には、どんな形に欠けていても「元の形」を再現することが可能です。

形をきれいに整えたら、光を当ててコンポジットレジンを固めて、機器を使用して形を整えながら磨いていきます。

治療時間は15分から30分程度と比較的早く、即日で治療を終えられる方法です。

 

コンポジットレジンとは

 

コンポジットレジンは、「CR」や「レジン」とも呼ばれており、混合(コンポジット)の樹脂(レジン)という意味です。

この素材はやわらかく、ペースト状で、光を当てることで固まります。

プラスチック製の樹脂なのですが、プラスチックだけでは耐久性がないため、強度を増すために、「フィラー」と呼ばれる「ガラスやシリカが混ぜられた材料」を使用しています。

メーカーによって種類はさまざまなので、成分に差はあります。

耐用年数は、2~3年程度です。

歯が欠けた部分をコンポジットレジンで治療すれば、一生使用できる訳ではありません。

万が一、治療した部分が欠けたり取れてしまった場合は、早めに歯科医院を受診して、状態を診てもらいましょう。

また、噛み合わせが強い方や、歯ぎしり、食いしばりをしている方は、治療した部分が欠ける、割れるなどのトラブルに繋がる恐れがあるため、治療部位を制限されることがあります。

 

コンポジットレジンによる治療のメリット

 

①保険治療のため費用を抑えられる

コンポジットレジンによる治療は、保険治療の中でも、銀歯に比べると費用が安いです。

歯の色に近い白色で修復できることができ、費用もそこまで心配する必要はありません。

 

②最短で即日の治療が可能

1本の歯であれば、欠けてしまったその日のうちに治療を終えられます。

ただし、複数本欠けてしまっている場合などは、噛み合わせのバランスや患者さんの負担を考えて、治療日を分けることがあります。

 

③金属アレルギーの方でも安心して治療できる

材料は主にプラスチックで、金属は混合されていないため、金属アレルギーの方でも問題なく治療を受けられます。

 

④元の歯に近づけられる

コンポジットレジンは、歯の色に近い白色で修復することができます。

ホワイトニングをした後であれば、歯は白く、根元部分は少し黄色みのある色にする、といった調節も可能です。

患者さんに合わせて、プロである歯科医師が色を選択しながら治療を行ってくれるため、ご自身の歯の色に近い、自然な色で修復可能です。

また、やわらかい素材のため、どんな形にも対応しやすく、歯の欠け方が複雑であっても、元の形に復元することが可能です。

 

⑤患者さんの負担が少ない

治療時間は、早いと15分程度で終えられるため、お口を開いている時間が少ないです。

また、麻酔を使用しないことが多いので、治療後も感覚がないなどの不快感はありません。

もちろん、麻酔をしないということは、治療中の痛みも感じないことがほとんどですので、負担が少なく受けられる治療なのです。

 

前歯のレジンが取れてしまった時の対処法

 

コンポジットレジンの寿命は約2~3年で、使用していると取れてしまうこともあります。

 

①取れたものを付けてもいいの?

取れてしまったものを付ければ、大丈夫なのでは?と考える方もいるかもしれませんが、自己判断で、接着剤を使って歯に再度付けるのはやめましょう。

  • ・噛み合わせが変わる
  • ・隙間ができて、虫歯になるリスクが高くなる
  • ・歯科医院で治療をする際に、必要以上の歯を削らなくてはならなくなる

など、デメリットしかありません。

取れてしまった場合は、早めに歯科医院を受診して、もう一度コンポジットレジン治療を行ってもらいましょう。

 

②すぐに歯科医院を受診できない場合

歯科医院を受診するまで、どうしても日にちが開いてしまう場合は、取れた部分の歯で硬いものを食べるのを避け、より丁寧に歯磨きを行いましょう。

レジンが取れた状態では、歯の内部の象牙質といわれる層がむき出しになっていることが多く、冷たいものや熱いものがしみやすくなっているので、飲食物には注意が必要です。

 

③取れた部分を飲み込んでしまった場合

強度的な問題で、硬い食べものを噛んだり、歯ぎしりをした場合に突然取れてしまう、ということもあるため、誤って飲み込まないように注意してください。

万が一飲み込んだ場合でも1~2日程度で排出されますが、せき込んだり息苦しさを感じるなど、体調に変化がある場合は、誤嚥している可能性もあります。

内科でレントゲンを撮ってもらいましょう。

 

まとめ

 

コンポジットレジンは、保険治療のため費用が抑えられ、歯に近い白色で即日治療ができるなどのメリットがあります。

また、歯を削る量も少ないので、健康な歯をなるべく削らずに治療ができる方法です。

歯は、一度削ってしまうと髪や爪のようには再生せず、二度と元に戻ることがないため、自分の納得のいく治療を受けましょう。

納得いかないことがあれば、すぐには治療せず、セカンドオピニオンを利用することも可能です。

ご自身の大切なお口の健康を保つためにも、信頼できる歯科医院を選んで治療を受けましょう。

 

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