マイクロスコープ導入歯科医院

高田歯科

マイクロスコープを使用した医院の取り組み

当院では2008年にマイクロスコープの導入を決めました。臨床全般に幅広く用い、特に歯髄を保存する歯内療法や根尖病巣の除去といった根管治療(歯の神経の治療)などに強みを発揮しています。
 
また2016年には、歯科医師と歯科衛生士がより連携して治療を行い、歯科医療に対する価値観を共有するために衛生士の業務にも取り入れました。これによってルーペ(拡大鏡)以上にセメント除去や歯石のクリーニングなどの細かなメインテナンスが可能になりました。
 
さらに、マイクロスコープは治療の推移を記録できるため、患者さんに共有することでモチベーションを保ってメインテナンスに通っていただけるようになりました。

マイクロスコープを利用することによる患者さんのメリット

マイクロスコープによって治療内容を共有することで、歯科治療に関する患者さんの理解度が劇的に向上しました。当院では、1回の治療が終わるごとに患者さんに静止画で治療内容をご覧いただいております。
 
今まで、患者さんは治療後に鏡やレントゲンを見ても、疑問点や不明点を残したままだったかもしれません。マイクロスコープで治療中の撮影を行い、治療の過程を見ていただくことで、言葉だけではなくビジュアル面で患者さんと情報を共有することが可能となりました。
私たちが以前から提唱していた「嘘偽りのない治療内容」を徹底できるようになったのは、患者さんにとって大きなメリットだと思います。
 
また、マイクロスコープと聞いたとき、知識のある方のなかには、「治療に時間がかかる」とイメージされる患者さんもいらっしゃるかと思います。しかし、当院では機種の選定と合理的な動線を確保し、また、歯科医師及び歯科衛生士によるミラーテクニックという技術を駆使することで、患者さんの負担が少ない短時間でクオリティの高い治療を実現しております。

歯科衛生士にとってのマイクロスコープ

以前は衛生士がメインテナンスを完璧にしたつもりでも、まだセメントや歯石を除去しきれず何度かクリーニングを繰り返すことがありました。それがマイクロスコープの導入により口腔内の精密な検査が可能となったのです。
 
教育という面に関しても、マイクロスコープは最高のツールといえるでしょう。キャリアの長い衛生士の方が、経験のまだ浅い方に実際にモニターを通して教えられるので、技術向上のスピードが格段に上昇しました。
 
さらに、メインテナンスの結果を患者さんに実際に見ていただくことで、ブラッシングなどのモチベーションも高まり、セルフケアのレベルが上がっているのを実感します。これは予防の後戻りを防ぐ効果もあり、歯科衛生士のやりがいにも繋がっています。

臨床におけるマイクロスコープの
アドバンテージと診療ポリシー

LEDの付いた高倍率のルーペでも対応出来る治療は多いですが、血管構造まで見えるマイクロスコープは、複雑な神経の形状をしている場合の難しい根管治療(歯の神経の治療)などに役立つのは確かです。また、その治療の様子を全て動画で記録して、繰り返し参照できるので歯科医師の技術研鑽にも繋がります。
 
今後は地方においても、都心と同じように精密治療が広がり、多くの医院がマイクロスコープを導入することになってくるのは間違いありません。
しかしながら、そのときに大事なのはマイクロスコープをどのように治療に組み込んでいるかといった医院のポリシーだと思います。そう考えると、マイクロスコープを複数台取りそろえ、モニターを設置して連動させているかどうかが、精密な治療内容にこだわった「信頼できる医院」を選ぶ際のポイントのように感じます。
 
当院は、「再現性のある科学的な歯科医療を実現する」としたポリシーを持ち、その目標に向かって歯科医師と歯科衛生士が価値観を共有出来るよう、マイクロスコープを最大限役立てております。

高田歯科で導入されている
マイクロスコープシステム

OPMI PROergo

カールツァイス社の最上位機種「PROergo」を歯科医師用と歯科衛生士用に各1台ずつ配置。この機種の最大の特徴は、フットペダルで倍率の調整やフォーカスを合わせられるため、両手をフリーにできる点です。倍率を変えるのにレンズを都度変えたり、手でフォーカスを合わせるといった手間がかからず、診療に集中することができます。
高倍率下では、1本の歯でも場所によってフォーカスが合わなくなってしまうため、他の機種では妥協的に作業を続けるか、作業を止めてフォーカスを合わさないといけません。
歯科医師は原則的に1回の治療で1本ないし2本の歯を治療しますが、衛生士は一回の診察の中で口腔単位で診ていきます。奥歯から前歯まで一本一本全ての歯を診るのは、フォーカスの調整幅が大きいため、当院では衛生士用も歯科医師と同じ機種を導入しています。

ドクター紹介

高田歯科
Nakata Dental Clinic
院長 高田 光彦

医院紹介

〒650-0021
神戸市中央区三宮町1-1-1 新神戸ビル5F

TEL 078-333-2666
URL https://www.takata-dc.jp

営業時間 日・祝
10:00~12:00 ×
12:00~20:00 ×

※午前10時までの診療開始前及び昼休憩中は、留守番電話に切り替わることがあります。
休診日:日曜・祝日


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