当院の院長が初めてマイクロスコープを使用したのは1999年。当時のことを、「本当の意味で、初めて歯を診たように思った」と三橋院長は語っています。まだ、マイクロスコープが歯科医療界に広まっていない段階であったため、その手技は確立されていませんでした。
マイクロスコープが広まる以前から、その活用方法に可能性を見いだし、マイクロスコープの世界で精密な治療技術を確立することが、患者さんのみならず、歯科医療全体のためになるという信念を持ち、1人ひとりの患者さんに丁寧に時間をかけ取り組んでまいりました。
マイクロスコープを最大限活用するためには、技術研鑽が欠かせません。なぜなら、拡大して診たときにはモノが動くスピードも上がります。また、歯科診療では、死角による見落としを防ぐためにミラーを使用しますが、マイクロスコープ診療では、より高度なミラーテクニックを身につけなければ、十分な結果は得られません。
当院では、定期的にセミナーへ赴き、スタディークラブでも症例の発表を積極的に行っています。そして、一番勉強になるのは、スタッフ同士の日々の診療後の映像による症例検討です。また、講演会の開催や、他院からの見学も広く受け入れています。マイクロスコープ下の映像を映し出したモニターなら、見学者が治療の流れやアシスタントの仕事をリアルタイムで見られるため、効率よく学んでいただくことができます。