マイクロスコープ導入歯科医院

坂東歯科医院

精密治療への取り組みと
診療ポリシー

当院では、2000年にマイクロスコープを導入しました。肉眼での確認が難しい部分を丁寧にチェックし、歯内療法(歯の神経の治療)を中心に、全ての治療に活用しています。1日でも1年でも、患者さんご自身の歯を守れるよう、精密治療に積極的に取り組んできました。
 
マイクロスコープは、患者さんに正確な情報を提供し、ご希望に沿った治療計画を立案するためにも重要です。初診時には、しっかりと診査・診断を行い、その方の主訴(お悩み)に沿った症例をお見せし、治療方法と流れを説明。治療に移った際も、治療前・治療中・治療後のすべての過程において、患者さんと一緒に映像を確認することを徹底しています。
 
どんな名医であっても100%の治療や手術はありません。だからこそ、医療従事者として、詳細な情報や最善と考えられる治療法を提案し、100%に近づける努力をする義務があると考えています。そのため、診療ポリシーは「ブレずに妥協せず、精一杯の治療を行う」。保険診療だと難しい症例に対して、時間をかけてでも精緻に治療を進めていきたい思いがあり、完全自由診療の仕組みを取り入れました。
 
「歯科医院は怖い場所」そんなイメージを解消するべく、これからも患者さんと綿密なコミュニケーションをとり、針のない表面麻酔を用いて極力無痛となる治療を心がけていきます。小さな診療所ですので、ぜひ緊張せずにリラックスしてお越しください。

精密治療による
患者さんにとってのメリット

当院には、他院で抜歯するしかないと診断されたものの、どうしても歯を残したいと道外からも相談にいらっしゃる方が数多くいらっしゃいます。医師や看護師、薬剤師など医療関係者の方も多く、ご自身の歯を極力残したいと歯の治療に対して真剣な方ばかりです。
 
もちろん、歯根破折(歯のヒビ)に感染がある場合などは、現在の歯科医療では歯を残すことができません。それでも、マイクロスコープの拡大下で実際に患部を確認できれば、より正確な診断に繋がります。患者さんにとっても口腔内の現状を確認できるため、以前のような鏡を用いて結果を確認するのに比べ、安心して治療を受けていただけます。
 
もし検査の結果、抜歯しなければいけないという判断をお伝えすることになっても、理解を得られやすく、十分に納得した上で治療に移ることが可能です。どんな治療を受けたのか、よく分からないままお帰りいただくような診療は決して行いません。
 
また、映像による確認作業は、より治療行為への理解が深まるため、患者さんからの質問も増えます。その際、しっかりとした根拠をもとにお話しする必要があるので、私たち医療従事者側は、誤魔化し出来なくなります。スタッフ一同の気が引き締まり、力を尽くして日々の患者さんの診療を行えるのです。

マイクロスコープ導入の経緯と技術研鑽

マイクロスコープを導入した経緯は、今(※)から20年以上前、当院の坂東院長が、米国の歯内療法学会ではマイクロスコープがなければ専門医にはなれないという事実を知り、衝撃を受けたことがきっかけとなりました。
 
「今後日本においても、歯内療法の専門医を目指すために、必ず取り入れなければならない」と使命感に燃え、拡大視野下での歯内療法を習うことを決めたわけです。
 
個人差はありますが、拡大視野で存分に治療を行うためには、長期間に及ぶ徹底した訓練が必要となってきます。なぜなら、マイクロスコープを活用した歯内療法において、9割以上のケースで、死角をなくすミラーテクニックを必要とされるからです。
 
院長の坂東は、スウェーデンをはじめとした、海外の歯内療法科などの勉強会に進んで参加し、技術研鑽を重ね、歯内療法学会の専門医として日々の診療に取り組んでいます。
 
※2019年 当記事執筆時

歯科医療界での精密治療の発展

患者さんにとって、精密治療が広がるのは素晴らしいことです。マイクロスコープは、歯内療法に限らず、診査をはじめ、充填・義歯・補綴・口腔外科など、全ての項目の精密性を向上させるうえで欠かせない治療機器なのは間違いありません。実際に歯科医療の分野では、ますます広がりを見せています。
 
しかしながら、機器が進歩したからといって、それだけで良い結果に結びつくとは限りません。機器はあくまでも機器。使いこなすには、歯科医療従事者の技量が必要になってくるでしょう。
 
また、今後より重要になるのは患者さんの事を考えた基本に忠実な診療だと考えています。たとえば、患者さんの中には、転勤などの理由で、どうしても当院に通えなくなってしまう方もいらっしゃいます。そのような場合でも、歯内療法学会や、当院も参画している顕微鏡歯科ネットワークジャパンの人脈を活用して、価値観を共有している全国の優秀な先生方をご紹介するよう仕組みを取り入れました。
 
どのようにしたら患者さんが一番望む治療を提案できるか、その部分は技術が進歩しても決して変わることはないでしょう。

坂東歯科医院で導入されている
マイクロスコープシステム

M320-D(ライカ)

当院では、ライカ社製のM320-Dを導入しています。レンズから術野が鮮明に映し出されるため、精密さを求められる根管治療や充填をはじめ、様々なケースで役に立っています。
また、照明に使われているのはLEDライトです。明るい光源は、半永久的に口腔内を照らしてくれます。手術などの重要なシーンでも玉切れの心配がなく、安心して治療に専念することが可能です。

ADMENIC DVP2(カリーナシステム)

以前は、マイクロスコープ内蔵カメラのSDカードに記録したデータを都度取り込んで操作していたので、患者さんにお見せするまでに手間がかかっていました。その不便さを解消するのがADMENIC DVP2です。動画から静止画への変換や、画像に直接書き込むことで、口腔内の状況を分かりやすく説明出来ます。患者さんへ治療内容の説明・コンサルテーションを行う際に欠かせません。また、フットペダルで記録開始・停止の操作が行えるため、手を止めずに治療が行える点も強みです。

ベラビューエポックス(モリタ製作所)

3次元的な情報が必要な際には、CT撮影(ベラビューエポックス)が不可欠です。直視やレントゲン撮影だと確認できない顎骨の形状や、神経管の位置など立体的な情報が得られます。
エックス線の透過しやすい部分は線量を下げて、患者さんが受ける照射量を低減。安心して正確な診査・診断を行うために、マイクロスコープとともに欠かせないツールとなっています。

ドクター紹介

坂東歯科医院
Bando Dental Clinic
院長 坂東 信
v-Super Dentist認定医

医院紹介

坂東歯科医院

〒062-0911
北海道札幌市豊平区旭町7-5-7

TEL 011-811-3410
URL http://bando-dc.net

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休診日:木曜日・日曜日・祝日


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