マイクロスコープを使用した補綴治療(被せ物の治療)

補綴治療とは、主にむし歯や歯周病、事故などで歯が欠けてしまったり、
歯を失ったりした場合に、その歯の代わりをする人工の歯を補綴装置(または、補綴物)を作って入れる治療を言います。
また、歯冠(歯の頭の部分)が虫歯などで崩壊して噛めなくなった歯に対して、
残りの歯(歯の根)に人工の歯をかぶせて元の形に回復して、噛めるようにする事も補綴治療の範囲となります。

マイクロスコープがこの補綴治療で多く活用されるのが、
「支台歯形成」と呼ばれる、土台となる歯を被せ物に適した形態に削り形成する治療が挙げられます。
この支台歯形成を精密に行うことで、治療後の歯と補綴物のすき間からのむし歯再発予防につながり、また審美的に歯と補綴物の境目の目立たないきれいな見た目に仕上げることに貢献します。

支台歯形成で印象(型取り)を精緻に

支台歯形成によって精度の高い印象(型取り)を行うことで、より歯の形状とぴったりと合うかぶせ物を作ることができます。

一見、その違いを認識することは難しいかもしれませんが、歯と被せ物との段差がないことによって、治療後に汚れがたまりにくく清掃もしやすくなるため、結果的に歯の耐久性が上がります。

支台歯形成が不十分な場合、加齢とともに歯茎が下がってきた際に歯と補綴物との境目がはっきりと見えてきてしまうというケースもあります。

治療の結果が出るのが10年20年先となってしまいますが、患者さんの将来を考慮した精密な治療が行われていくことが今後、大切なことであると言えるでしょう。

支台歯形成で被せ物との境目を精密に仕上げた例

  • 糸を巻き歯茎を押さえつけ
    境界ラインを削る

  • 土台となる歯の
    印象(型を取る)を行う

  • マイクロスコープで見た
    型を取った印象材

圧排糸(緑色の糸)を巻き、歯と歯茎との境界線のくっきり出した上で印象(歯型取り)を行うことで、より土台となる歯の形状と合う補綴物(被せ物)を作るためのアプローチをした例です。

支台歯形成は被せ物を被せた時の見た目を綺麗にするために、嚥下(歯茎の下)まで精密に削らないといけません。0~1mm程度深く削ることで、歯と被せ物の境目が見えない仕上がりを目指します。歯と歯茎の間を削る際、深く削るには歯茎を傷つけてしまうリスクも高いと言え、出血してしまうと印象(型取り)が行えません。より印象(型取り)の精度を高めるために、ひと手間をかけてマイクロスコープを使用し、圧排糸(緑色の糸)を歯と歯茎の間に正確に巻くことが重要となります。

精密な印象(型取り)を行うことで被せ物を作成する技工士も歯の形状にぴったりと合う被せ物を作ることができ、被せ物と歯のすき間やズレを極力抑えることで、結果としてすき間からのむし歯の再発予防にも繋がります。

凸凹のある下敷きを重ねた場合はピタリと合いませんが、水をつけたフラットな下敷きを重ねるとピタリと合います。 精密な印象採取(型取り)は、このイメージに近いものがあります。淵の型を取るときになるべく凸凹がないようにマイクロスコープを使用して接着面をなるべくフラットにしていないと、せっかく作った被せ物が綺麗に入らないという可能性が高くなってしまうのです。

マイクロスコープ導入歯科医院のご紹介

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