マイクロスコープ導入歯科医院

医療法人社団 洛歯会 中田歯科クリニック

マイクロスコープを使用した取り組み

マイクロスコープでの治療と言えば神経の治療(根管治療)をイメージされる思いますが、当院では、院長である私の専門分野・ペリオデンタルプラスティックサージェリーなどの歯周形成外科手術や、審美性を追求するインプラント治療にも多く活用しています。それは非常に高いレベルでの精緻な治療技術が求められるためです。
さらに、歯科医師だけではなく、歯科衛生士もプラークメインテナンスなどにマイクロスコープを用いています。
「すべての面においてクオリティの高い治療を」。そのような思いから、マイクロスコープで記録した映像をスタッフの教育として活用し技術を研鑽していくことや、治療前と治療後には患者さんに治療内容の動画や静止画をご覧いただき、治療の「見える化」と「記録化」を心がけております。

治療クオリティを追及した活用方法

マイクロスコープを活用すれば歯周形成外科や補綴治療、修復治療を含めて審美面に関してのクオリティを高めつつ、視野を拡大して患部へピンポイントにアプローチすることで、患者さんの負担も最小限に抑えられるようになりました。
  これは、患者さんと歯科医師の双方にとってメリットがあると言えるでしょう。口腔外科領域の手術は複数回行わなければならないケースがありますが、以前よりも手術後の「治りが早い」「傷が残りづらい」「低侵襲で痛みが少ない」と実感しております。
  また、マイクロスコープはメーカーによりそれぞれ特徴があります。そのため、機動力(ハンドリング)が重要な外科分野においては、外科用に特化した最上位機種を使用するなど、それぞれの治療分野にあった機種を適材適所に配置していることも当院ならでは特徴です。

マイクロ導入の経緯と教育活動

当院でマイクロスコープを導入したのは、今から15年以上前になります。ある出版社から歯科におけるマイクロサージェリー活用法の執筆を依頼されたことが導入のきっかけです。
しかし、当時はマイクロスコープの機種自体が少なく価格も今より遥かに高価であり、導入している歯科医院はほぼなかったため、海外の学会に参加し情報を得るなど、試行錯誤で技術を磨いていきました。
  マイクロスコープの大きな利点のひとつに、ドキュメントとして映像を残せることが挙げられます。いま私は「ENの会」というスタディーグループを主催し、蓄積してきた技術や知見を共有することで、若い世代の歯科医師の方々への教育活動を行っています。
現段階では、歯科医師の技術レベルの違いが顕著に出ていると感じています。特に次世代を担う若手の歯科医師の方々を中心に、将来的にこのような技術格差をなくし、日本の歯科医療全体のクオリティを向上させていくことが目標です。
私自身が研鑽した治療技術を伝えていくことで、全ての患者さんが優れた治療を受けられる一助になればという思いで日々、講演活動やセミナーなどに携わっております。

日本の歯科医療業界を担う立場として

最近では患者さん自身が「自分の歯を残す」「神経を残す」という歯の保存治療に対しての重要性を理解してきて頂いているように感じています。さらに、私の専門分野である歯周再生治療においても大事な治療だと認識して頂けるようになってきました。患者さんの歯科医療に対するリテラシーは今後ますます上がってくることでしょう。それに伴って歯科医師の果たす役割がさらに重要になるのは間違いありません。
  その際、マイクロスコープを活用していることは大きなメリットです。私は海外の学会でも講演を多く行っておりますが、現在、マイクロスコープを使用した精密治療に関して、世界の国々と比べ日本の歯科医師・医院の方が普及率も技術も明らかに上回っていると思います。
  マイクロスコープを導入する一番の難しさは、自費診療にじっくり時間をかけられる土壌(システム)を医院に構築できていること、そして、患者さんへのコンサルテーションと言えるでしょう。そういったマイクロスコープを軸とした診療方針・自費診療のシステムをサポートするため、今後も様々なセミナーを主催していきたいと考えています。

中田歯科クリニックで導入されている

マイクロスコープシステム

OPMI PROergo/S7

当院ではこのPROergo(カールツァイス)をオペ室に導入しています。特に私の専門分野である口腔外科領域の場合、手術中のポジショニングが大きく変わるため、マイクロスコープには機動力が求められます。この機種は機動力が非常に高く、歯科用マイクロスコープ界のF1マシーンと表現されるほど優秀な機能を備えています。

M320-D

M320-D(ライカ)は、非常にバランスが良い機種です。上記で紹介しているPROergo同様、光学系(レンズ)が優れており、記録画像・映像が非常にクリアなため重宝しています。歯の神経の治療(根管治療)をはじめ、歯科衛生士による検査・メンテナンス・クリーニングなど幅広く活用しています。

アレグラ330

このアレグラ330(メーラー)という機種も、バランスが取れている機種です。ピントの合う範囲(フォーカスレンジ)が広く、光学系も明るいため、使い勝手が良いので上記M320-D(ライカ)同様、様々な診療内容で活用しています。

プリマDNT NuVar

プリマDNT NuVarは、国産機種のためコストパフォーマンスの高さが特徴です。初期導入費を抑えられ、経験の浅い歯科医師の方でも導入しやすい機種と言えます。もちろん性能も良いので、初めてのマイクロスコープ導入を検討されている若い歯科医師の方や、歯科衛生士用の追加導入などに向いていると思います。

ドクター紹介

中田歯科クリニック
Nakata Dental Clinic
院長 中田 光太郎

本院 医院紹介

中田歯科クリニック

〒615-8072
京都府京都市西京区桂木ノ下町1-84

TEL 075-393-6655
URL https://www.nakata-dental.com/

営業時間 日・祝
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14:30~18:00 × ×

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※土曜午後は14:00~16:00
※最終受付時間は診療時間の30分前となります。
※初診受付時間は17:00までです。
休診日:日曜・祝日

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