

マイクロスコープを使用した精密な治療と予防への取り組み
私がマイクロスコープに初めて触れたのは、大学5年生の時でした。大学病院の特別診療室に設置しており、「特別なもの」でした。覗き込んでみると、拡大率の高さゆえに自分の手がどこにあるのかもわからず、「これをどうやって治療に活かせるのだろう?」と疑問だったことを思い出します。しかし実家の歯科医院では、当時の院長である私の父が既にマイクロスコープを導入しており、臨床で使える環境が整っていました。大学卒業後からすぐにマイクロスコープを使用するトレーニングを開始したため、比較的早く慣れて臨床で使用することが出来ました。

当院では、勤務する歯科医師がすべての治療でマイクロスコープを使用しています。特に根管治療には欠かせませんし、虫歯治療の際の感染部分の除去や、修復治療、補綴治療で仮歯を調整する際や最終補綴物のマージン仕上げにも使います。歯周病治療では、歯石の取り残しがないかを確認したり、歯周組織再生療法では骨の欠損状態を確認し精度の高い縫合を行うのに活用しています。診療の全ての工程で拡大視野を生かして治療の精度をあげています。マイクロスコープを使用することで、治療のクオリティが格段に向上し、自分のおこなった治療に責任が持てるようになりました。また、画像記録を残せるため、患者様へ「治療前後の状態がどうだったか」という説明が視覚的・客観的に行え、納得感を持って治療を受けていただけるようになったのも大きな利点と考えています。
まだマイクロスコープを使用したことのない先生は、マイクロスコープを使用することで診療のクオリティが格段に上がるだけでなく、自分の体への負担を軽減できます。ミラーテクニックを駆使することで、無理な姿勢を取らずに診療ができるため、結果的に長く現役で働けるようになると思います。マイクロスコープは特殊な診療機器なので、特別なトレーニング無しには自在に使えるようになりません。若いうちからしっかりとトレーニングを積んでおくことをおすすめします。
当院では、全ての治療を予防的な視点で行なっています。治療して終わりではなく、再発を防ぐためのメインテナンスを徹底しています。歯科衛生士専用のユニットが9台あり、治療が終わった後には予防のために通院していただいています。当院は日本歯周病学会/日本臨床歯周病学会の指定研修施設に登録されており、認定医、専門医、認定歯科衛生士の資格取得が可能な研修施設でもあります。正しい診断能力と基礎的な技術をしっかりと身に付けたい若い歯科医師や歯科衛生士の方にとっても、スキルアップできる環境が整っています。

ドクター紹介
金子歯科医院
院長 金子創

資格
インプラント専門医、歯周病認定医
所属学会
- スタディーグループ「綾の会」会員
- 日本口腔インプラント学会専門医
- 日本歯周病学会認定医
- 日本臨床歯周病学会会員
- 東京歯科大学口腔インプラント学講座 非常勤講師
- 長野県公衆衛生専門学校 非常勤講師
- 厚生労働省認定歯科医師臨床研修指導医
医院紹介

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