

マイクロスコープとの出会いと導入のきっかけ
私がマイクロスコープと出会ったのは、東京医科歯科大学の「歯髄生物学分野」という教室に所属していた時でした。その教室は日本でも非常に早い段階でマイクロスコープを歯科治療に導入した、先駆的な教室でした。大学病院という特性上、他医院様で治療できなかった症例や難易度の高い患者様に対してマイクロスコープを使用した再治療を数多く経験し、マイクロスコープの有用性を日常的に実感していました。
マイクロスコープを使用して16年経過しており、今では「ないと怖い」と感じる存在です。マイクロスコープを扱えるようになるまでには、反転視野に苦労する方も多いと伺いますが、私の場合は「使用しなければ治療が成り立たない」という状況であったため、苦労というよりも必要に駆られて自然に習得できたという感覚です。

機材の選定と治療について
現在当院では、カールツァイス社の「EXTARO300」というモデルです。大学院時代からツァイス製品に慣れていたことや明るさ視認性に優れた設計などが、導入の決め手でした。マイクロスコープは高額な機材ですが、性能の信頼性や使いやすさを考えると、妥協できない機材です。使用範囲においても特定の治療に限定せず、「必要な時には必ず使用する」というスタンスで活用しています。根管治療はもちろん、その他の治療でも、肉眼では見えにくい部分の確認や、精密な処置が求められる場面では欠かせません。現在は、1台体制で治療を行っていますが、将来的には歯科衛生士さんたちにも活用して欲しいと考えております。

患者様へのメッセージ
マイクロスコープも最大のメリットは「肉眼では見えないところが見える」という点に尽きます。それによって治療の精度は飛躍的に向上しますし、自分自身の治療への安心感にも繋がります。また姿勢が良くなることで、身体的負担が軽減されるという副次的なメリットも感じています。一方で視野が限定されることや、細かいところまで見えるがゆえに「無視できない治療」が増え結果的に時間がかかってしまうという面もあります。デメリットといえるかは難しい部分ですが、効率重視ではなく、精密さを求める治療にとっては、必要な代償といえるかもしれません。
ドクター紹介
小泉歯科医院
院長 小泉 悠

プロフィール
- 2001年 静岡県立磐田南高等学校 普通科 卒業
- 2007年 松本歯科大学 歯科部 卒業
- 2012年 東京医科歯科大学 医歯学総合研究科 博士課程 修了
- 2012年 東京医科歯科大学歯科部付属病院 勤務
- 2014年 東京医科歯科大学 歯科部 非常勤講師
- 2016年 BS歯科富山(富山県高岡市)勤務
- 2019年 瀧本歯科医院(東京都三鷹市)勤務
- 2022年 虎の門病院(東京都港区) 勤務
- 2023年 新宿三丁目北歯科(東京都新宿区) 勤務
- 2024年 小泉歯科医院 開業
資格
- 日本歯科保存学会
- 日本歯内療法学会
- 日本歯周病学会
- 日本口腔ケア学会
- 日本顕微鏡歯科学会
- 日本医療機器学会
- 日本・アジア口腔保健支援機構(JAOS)
- Cochrane(Member)
- コクランジャパン
医院紹介

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