

マイクロスコープ導入の経緯
当初、開業して半年後くらいに、まずCTを導入しました。CTにより解剖学的な顎骨内の状態や歯根や歯冠の形態などを正確に把握することができました。その後、さらに精密な歯科治療を求められるようになり、肉眼では確認できない細部まで拡大できる機器の必要性を感じ、マイクロスコープの導入を決めました。当時はCTやマイクロスコープを導入している歯科医院が少なく、現在では口腔内スキャナーなども含め、これらの機器は「三種の神器」とも言えるものであり、現代の精密な歯科治療をする上で必要不可欠なものと思われます。

マイクロスコープの活用方法とその強み
マイクロスコープ導入後は、主に根管治療(エンド)において活用しています。一般治療にも利用することはありますが、根管治療での使用が圧倒的に多いです。現在はドクターが中心に使用しており、今後は他のスタッフにも使用を広げていく予定です。衛生士には「ネクストビジョン」という手術用顕微鏡を使用してもらっており、それを効果的に活用しています。マイクロスコープの操作には高度な技術が求められるため、現時点ではドクターのみが使用していますが、将来的にはチーム全体での運用を目指しています。
マイクロスコープ導入前後の患者反応の変化
マイクロスコープの導入により、患者様の反応にも顕著な変化が見られました。治療中の映像を通して、患部の状態や治療内容を患者様にご覧いただくと、「こんなに見えるんですね!」と驚かれることが多いです。特に根管治療では、これまで見えなかった部分をしっかりと確認できるため、患者様の理解と納得を得やすくなりました。治療内容が明確に把握できることで、患者様の治療に対する意識も変わり、説明もスムーズになり信頼関係も生まれました。結果として、治療後の安心感も向上していると感じています。
今後もデジタル技術の導入を進め、患者様への説明や治療の質をさらに向上させることを目指しています。インプラント治療に関しても、最新の技術を積極的に取り入れ、治療の幅を広げていきたいと考えています。
ドクター紹介
デンタルサロン麹町
院長 山田 陽子

プロフィール
1997年 北海道大学歯学部 卒業
東京医科歯科大学歯学部附属病院 顎顔面外科分野 所属
2004年 東京医科歯科大学大学院修了 歯学博士学位取得
2005年 東京大学医学部附属病院 口腔顎顔面外科・矯正歯科 所属
2008年 デンタルサロン麹町 開業 院長就任
所属学会・スタディーグループ
- 日本口腔外科学会
- 日本顎顔面インプラント学会
- 日本デジタル歯科学会
- EAO(European Association for Osseointegration=ヨーロッパインプラント学会)
- AO(Academy of Osseointegration=米国インプラント学会)
- Dental Concept 21
- 麹町歯科医師会 理事
- 麹町幼稚園 園医
医院紹介

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土曜日・木曜日は隔週での診療となりますので、事前にお問い合わせください。