
マイクロスコープを使用した精密な治療へのこだわりと取り組み
私が初めてマイクロスコープに触れたのは、東京医科歯科大学で研修医のときです。当時は大学病院に2、3台ありましたが、上の人たちが使う限定的なものというイメージでした。
大学病院の勤務を終えてから、勤務医のときに、マイクロスコープの実習で練習をしたその経験から、開業したら絶対に導入しようと決めました。開業して3年後に導入をして、10年が経ち、最初は1台しかありませんでしたが、徐々に増えて、今では3台あります。
マイクロスコープを一番使用しているのは根管治療です。根管治療でマイクロスコープを使用すると、綺麗になったという達成感が得られ、患者さんに安全と安心を売っている感じがします。模型を使ったり、実習のコースを受けてトレーニングを積みました。院にドクターが4名勤務しており、一緒にトレーニングをして、全員が使いこなせるように頑張っています。
マイクロスコープを使用する際に気を付けていることは、施術環境を整えることです。口腔内の唾液のコントロールをするために、ラバーダムを使用したり、それ以外にも唾液がたまらないようにしてます。汚染されることが一番怖いので、そこは一番気を付けています。
今後、保険診療だけでは患者さんが満足を得られないと思っていますので、顕微鏡というものが世の中に普及して欲しいですし、マイクロスコープを使用していない先生がいないという状況になって欲しいです。そして患者さん自身が自分の体を大切にしてくれるのが一番です。そこがスタートラインだとして、患者さんも顕微鏡治療の方が保険治療よりもしっかりとした治療が受けられるという認識が日本でも浸透して欲しいです。アメリカでは当たり前のように使っていますので下手したら30年くらい日本は遅れているかもしれません。
マイクロスコープを使用することで感覚が180度変わりますので、自分の世界がすごく開ける感じになります。本当は大学で勉強するべきですが、そのような機会はまだ少ないので、自分で外でトレーニングをするか、しないか次第だと思います。
マイクロスコープを使用すると、MI(ミニマムインターベンション)の概念に基づき、健康な部分を削らない最小限の侵襲で抑えることが可能です。そこに気づけると、患者さんにも還元されますし、そういった認識を持ったドクターが増えるといいかなと思っております。

ドクター紹介
リョウデンタルオフィス RYO DENTAL OFFICE
理事長 高橋良多

プロフィール
- 第28回APDSA(アジア太平洋歯科学生会議)東京大会実行委員会役員
- 日本歯科大学歯学部卒業
- 東京医科歯科大学歯学部附属病院スペシャルケア外来に入局
有病者全身管理学を専攻 - インプラントセンターにて勤務
- 日本障害者歯科学会、有病者歯科治療分野認定医取得
所属学会・スタディーグループ
- 日本口腔インプラント学会会員
- 国際審美学会会員
- ノーベルバイオケアインプラント認定医
- O.A.M (大口式) インプラントシステム認定医
- アストラテックインプラント外科コース認定医
- アストラテックインプラント補綴コース認定医
- インプラント・審美専攻
医院紹介
リョウデンタルオフィス
〒167-0042
東京都杉並区西荻北3-32-12
西荻クリニックファームB1-C

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