編集部コラム | ストレスが歯茎に影響してしまう?予防と対策方法

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仕事が忙しい、気温の変化で身体の調子が悪いなど、ストレスを溜めている方も多いのではないでしょうか。

気が付かないうちにストレスをため込んで、歯茎が腫れた、歯茎から出血があるなんていう経験をすることもあります。

心や身体の疲れは、お口周りや口内にまで影響を及ぼすのです。

逆にいうと、口元が荒れているようであれば、疲れを感じているというバロメーターの役割を果たします。

また、いつものように丁寧に歯磨きをしていても、ストレスにより歯茎などに悪影響がでます。

これは、元気な時は口内環境も整っており、あらゆる菌を抑制できるのに対して、免疫力が落ちている時は唾液の作用が弱まり、口内の菌が活発に活動するのが原因です。

さらに、口内のトラブルだけではなく、菌をブロックできないことにより風邪を引きやすくなるなど、全身に関わるトラブルも引き起こします。



 

目次

なぜ、疲れやストレスが歯茎に影響するのか?
ストレスと歯周病の密接な関係
予防と対策方法について
歯茎の腫れがひかない、出血がある場合は歯医者で相談を
まとめ

 

なぜ、疲れやストレスが歯茎に影響するのか?

 

歯茎が痛むイラスト疲れやストレスによって、歯茎の腫れが引き起こされることがあります。
 
理由は大きく分けて2つあります。

 

①免疫力の低下

歯茎の腫れの多くは、心身的なストレスによって免疫力が低下することで起こります。

疲れやストレスを感じている時は、唾液分泌量が減ります。

唾液には自浄作用や抗菌作用という機能があるのですが、分泌量が減ることで結果的に十分な機能を果たせなくなります。

これにより、もともと歯周病に罹患している方や健康な方でも、細菌が活発に活動し始めて歯茎が腫れることがあります。

免疫力が低下していると歯茎が細菌に感染しやすい状態となるため、一時的に腫れて出血、痛みを感じることも多いです。

 

②心因性疼痛

脳の痛みを感じる機能に異常がでると、歯茎や歯の痛みを感じることがまれにあります。

治療前の痛みを脳は覚えているため、ストレスを引き金に、治療したはずの歯や歯茎が傷みだすこともあります。

 

ストレスと歯周病の密接な関係

 

歯茎が腫れて痛む場合は、歯周病の症状である可能性があります。

ストレスで免疫力が落ちると、歯周病が進行しやすくなってしまうので要注意です。

その理由を詳しくみていきましょう。

 

①唾液の量が減る

ストレスを感じると、唾液分泌量が減ります。

これにより、口内の歯周病菌が増殖しやすい状況になります。

もともと歯周病で落ち着いていた歯茎が急に腫れる場合は、ストレスにより進行を促してしまっている可能性が高いです。

 

②歯ぎしりをしている

ストレスがかかると、気が付かないうちに歯を食いしばったり、寝ている間に歯ぎしりをしやすくなります。

歯に負担がかかると、歯を支えている顎の骨にも負担がかかり、その結果、顎の骨が吸収して減ってしまいます。

歯ぎしりをするとすぐに歯周病に直結する訳ではありませんが、顎の骨がなくなることで、歯周ポケットと呼ばれる歯茎と歯の隙間が増える原因にもなりかねません。

 

③歯磨きが不十分

ストレスがある時に、丁寧に正しい歯磨きを心がけようと思えるでしょうか?

普段から正しい歯磨きができていなければ、余計に汚れを取り残し、免疫力も低下しているため歯茎が細菌に感染しやすくなります。

 

④睡眠不足で免疫力もより低下

ストレスにより寝不足や不眠になり、免疫力が低下します。

悪循環になると口内環境も悪くなり、歯周病の進行を早めてしまいます。

 

予防と対策方法について

 

歯茎が腫れた原因がストレスであれば、生活習慣を見直す、疲れを取ることを優先しましょう。

 

①ストレスを発散する

ストレスがあるのであれば、その原因を取り除くまで歯茎の腫れは繰り返してしまうかもしれません。

ストレスの原因を知るためにも、ゆっくり自分を見つめ直すのも大切です。

また、ストレスを発散する方法をひとつでも見つけておくといいです。

 

②睡眠を十分とる

免疫力を上げるためにも、睡眠をしっかりとりましょう。

少なくても6~8時間は睡眠を確保するように工夫して生活してみるとよいです。

また、質のよい睡眠にするため寝具を見直すのもいいかもしれませんね。

 

③食生活を見直す

栄養をとるのも、免疫力を上げるために必要です。

ストレスがある時は、食事を取らなかったり、おろそかにする方も多いです。

しかし、そんな時こそバランスの取れた食事をすることをおすすめします。

ただ食べればよいという意味ではありませんので、ご自身に合う食事量で消化のよいものを食べましょう。

 

④歯磨きの仕方を見直す

普段から正しい歯磨きをしていれば、歯茎の腫れも最小限に抑えられます。

歯科医院ではブラッシング指導を行っているところもあるので、相談してみましょう。

 

歯茎の腫れがひかない、出血がある場合は歯医者で相談を

 

ストレスが原因で歯茎が腫れている可能性が高いのに、身体を休めてもなかなか改善しない場合は歯周病の悪化を疑いましょう。

 

①歯茎の痛みがひかない

②歯茎から出血

③歯茎がブヨブヨとしている

④歯が長くなった気がする

⑤口臭が強くなった

⑥歯がグラグラと動く

 

このような症状がある場合は、歯周病が進行している可能性が高いです。

ストレスを発散したり十分な睡眠をとっても、歯周病自体は改善するわけではありません。

ひとつでも歯周病の症状がある場合は、早めに歯科医院を受診しましょう。



 

まとめ

 

ストレスによって、歯茎が腫れたり痛むことはあります。

歯茎の痛みだけではなく、歯周病を予防するためにも、ストレスは貯めないようにしましょう。

また、歯茎の腫れを改善するには、自分自身を見つめ直し、歯磨きの仕方を見直す必要もあります。

原因はストレスだけではなく、歯周病をはじめとした歯や歯茎の病気も考えられます。

歯茎が腫れた場合は、自己判断せずに早めに歯科医院を受診することをおすすめします。

 

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