「デンタルマイクロスコープCLINIC」では、健康な自分の歯で健やかな生活を送ることを、接続可能な社会を目指す1つの課題として考えており、ムダに削らず、歯を大切に残すための医療機器である、デンタルマイクロスコープ(歯科用顕微鏡)の啓蒙に取り組んでいます。

今回、「デンタルマイクロスコープ(歯科用顕微鏡)の認知度はどのくらいあるのか?」、「なるべく歯を削ってほしくない人はどのくらいいるのか?」などを知るために、アンケートによる意識調査を実施いたしました。
調査概要
調査名-
「歯科治療に関する意識調査」アンケート
- 調査期間
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2023年7月1日~2023年7月31日
- 調査方法
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専用フォームによるインターネット調査
- 調査対象
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日本国内全域の20歳以上の男女
- 有効サンプル数
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1,779名
調査項目
10人に1人が、通っている歯科医院に不満を感じている

「自分が通っている歯科医院に満足していますか?」という設問に対して、「不満である」が6.3%、「やや不満である」が5.1%となり、11.4%が通っている歯科医院に不満があるという結果になりました。
具体的に、どのような点に不満があるのでしょうか?
「不満がある」という回答の中には、下記のような理由がありました。
・治療に物足りなさを感じて終わる事が多いため
・機材が古く、整っていないと感じるため
・担当医の技術力不足を感じるため
・治療中に痛みを感じるため
自分がいま通っている歯科医院に満足しているという回答の割合が高くなりましたが、10人に1人は不満がある状態で通院していることが予想されます。
約3割が、治療内容をきっかけに歯科医院を変更したことがある

「かかりつけの歯科医院を変更したことはありますか?どんな理由でしたか?」という設問に対して、「歯科医師の技術に不安を感じて、歯科医院を変更したことがある」が17.7%、「問題があった訳では無いが、より良い治療を求めて、歯科医院を変更したことがある」が9.8%、「機器や治療設備に疑問を感じて、歯科医院を変更したことがある」が2.2%という結果でした。
これらを合わせると29.7%となり、およそ3割が治療内容をきっかけに歯科医院を変更したことがある、という結果になりました
半数以上が、虫歯が原因で歯を抜いた、もしくは神経を抜いたことがある

「虫歯が深刻な状態になってしまったことはありますか?」という設問に対して、「虫歯が歯の深くまで進行してしまい、神経を抜いたことがある」が40.1%、「虫歯の悪化が原因で、歯を抜いたことがある」が13.3%となり、じつに53.4%が、虫歯が原因で神経または歯を抜いたことがある、という結果になりました。
9割の人が、なるべく歯を削らずに、虫歯の部分だけ取り去ってほしい

「可能であれば、なるべく歯を削らずに、虫歯の部分だけ取り去ってほしいと思いますか?」という設問に対して、「はい」が91.2%という結果になりました。
なお、「はい」という回答の中には、下記のような理由がありました。
・出来るだけ自分の歯を長く使用したい
・歯は再生されないので大切に扱って欲しい
・歯を削りすぎると感じているから
大部分の人が「なるべく長く自分の歯を使いたい」、「なるべく歯を削らずに、虫歯の部分だけ取り去ってほしい」と思っていることがわかりました。
94%以上が「マイクロスコープを使った治療を受けたことがない」と回答

「デンタルマイクロスコープ(歯科用顕微鏡)をご存知ですか?また、その治療を受けたことはありますか?」という設問に対して、「知らなかったし、マイクロスコープを使った治療も受けたことがない」と答えた人が、79.5%と、もっとも多くなりました。
次に多かったのは「知っているが、マイクロスコープを使った治療は受けたことがない」で、14.8%。
合計すると94.3%が、マイクロスコープを使った治療を受けたことがない、という結果になりました。
デンタルマイクロスコープ(歯科用顕微鏡)の知名度と、体験したことがある割合はまだ高くないようです。
約4割が治療内容を映像で確認したい

「自分が受けている治療内容について、動画など、映像で確認したいと思いますか?」という設問に対して、「はい」が39.1%という結果でした。
なお、「はい」という回答の中には、下記のような理由がありました。
- 何をされているのか見えないので気になる
- 不安がなくなり安心できる
- 治療箇所が自分には見えていないので、ビフォーアフターが見たい
- 治療前と治療後の画像があれば、虫歯予防にもっと関心が高くなると思う
- 医師への信頼感にもつながる
67.9%が、最新の設備がある歯科医院を選びたい

「歯科治療を受ける時には、なるべく最新の機器・設備がある歯科医院を選びたいですか?」という設問に対して、「はい」が67.9%という結果でした。
なお、「はい」という回答の中には、下記のような理由がありました。
- 同じ金額を出すなら設備投資してある方が良い
- 歯を削るにしても最小限ですませることができるのではないかと思うから
- 清潔感もあるし、医療情報などもアップデートされてそう
- 医師が常に最新の技術を勉強している方と分かるため
- 技術は日々進化しているので、なるべく最新の技術を受けたい
調査まとめ
今回、肉眼では見えないむし歯を発見し、初期段階での治療が可能となるデンタルマイクロスコープ(歯科用顕微鏡)や、歯科医院での治療について意識調査アンケートを実施いたしました。
結果から、「なるべく歯を削らずに、虫歯の部分だけ取り去ってほしい」と願っている人が大部分であることがわかります。
しかしながら「マイクロスコープを使った治療を受けたことがない」という回答も顕著であったことから、デンタルマイクロスコープ(歯科用顕微鏡)の認知は、まだ充分ではないと言えます。
今後も、デンタルマイクロスコープCLINIC編集部では、健康な自分の歯で健やかな生活を送ることを、接続可能な社会を目指す1つの課題として捉え、引き続き、歯をムダに削らず、大切に残すための医療機器である、デンタルマイクロスコープ(歯科用顕微鏡)と、歯の健康に関する情報の啓蒙に取り組んで参ります。