歯科医師監修|インプラントの費用は1本いくら?治療費の軽減制度や後悔しない医院選びの基準

虫歯や歯周病、事故など様々な事情により、天然歯を失った際の主要な選択肢として「インプラント」が挙げられます。

しかし、インプラントは自由診療(自費診療)であり、「保険適用外」かつ、医院ごとに「治療費用」や「保証期間」が異なるのが実情です。

そこで、当記事では、インプラントの費用相場と料金の内訳、医療費控除などの治療費の負担軽減に役立つ制度について解説。

また、「医院選びの基準」の一つとして、今ある歯を守り、生涯の医療費の軽減が期待できるマイクロスコープ(歯科用顕微鏡)による精密治療についてもご紹介します。

この記事の監修歯科医師

内田 宜孝 院長

神奈川歯科大学卒業後、同大学附属病院にて研修医として研鑽を積む。
都内の歯科医院での勤務を経て、都筑マイクロスコープ歯科の院長に就任。
ミニマル・インターベンション(Minimal Intervention)の考え方を実践し、できる限り歯を削らず健康な状態を長期間維持する治療を追求。「友人や家族のような身近な存在として、患者さまの悩みに真摯に向き合う」ことを信条としている。

インプラントの費用相場は1本30万〜50万円|治療部位別の目安

日本国内におけるインプラントの費用相場は、1本あたり総額30万円~50万円(税込)程度です。

なお、インプラントは原則として健康保険が適用されない自由診療(自費診療)であり、歯科医院が独自に価格を設定しているため、費用に幅があります。

インプラントの費用は、主に「使用するインプラント体のメーカーや品質(素材)」や「被せ物(上部構造)の材質」、「治療部位」によって変動します。

さらに、インプラントの保証期間や保証内容、実際に行った検査や治療法によっても金額が異なるケースが多く、あくまでも「1本あたり30万円~50万円」は費用の目安としてお考えください。

なお、インプラントの「通常必要とされる治療内容」「治療期間および治療回数」「主なリスク・副作用等」については、治療部位ごとに異なる点があるため、それぞれ個別に記載します。

奥歯のインプラントの費用相場と治療概要

奥歯のインプラントの費用相場は、1本あたり30万円~50万円程度で、被せ物(上部構造)の素材や、付随する手術の有無によって金額が変動します。
奥歯(臼歯部)は、食事の際に最も強い「噛む力(咬合力=こうごうりょく)」がかかる部位です。
そのため、インプラントの被せ物には、割れにくく耐久性に優れたジルコニアやゴールドなどの素材が選ばれることが一般的です。

また、奥歯の骨の厚みや神経・血管の位置関係は複雑であるため、治療にあたっては事前の精密な検査が欠かせません。
検査の結果、「インプラントを埋入するための骨が足りない」といったケースでは、骨造成(こつぞうせい)と呼ばれる付随手術を行います。
患者様の症状に応じて、「GBR」「サイナスリフト」「ソケットリフト」といった付随手術が検討されます。

【奥歯のインプラント治療概要】

項目概要
通常必要とされる治療内容奥歯部分の顎の骨に、チタン製のインプラント体(人工歯根)を外科手術によって埋め込みます。
骨と結合した後、アバットメント(支台)を介して、耐久性に優れたジルコニアなどの素材の人工の歯(上部構造)を被せ、噛む機能を回復させる治療です。
標準的な費用(総額)1本あたり 税込総額 300,000円 〜 500,000円程度
※患者様の症状や実際に行った治療内容等により前後します
治療期間・通院回数約3ヶ月 〜 6ヶ月程度/約5回 〜 10回程度
※患者様の症状や実際に行った治療内容等により前後します
主なリスク・副作用等・術後の痛み、腫れ、出血、内出血(青痣)のリスク
・下顎の奥歯の場合、下歯槽神経の損傷による唇や顎周辺の麻痺やしびれが起こるリスク
・上顎の奥歯の場合、上顎洞(鼻の横の空洞)にインプラント体が迷入したり、上顎洞炎を引き起こしたりするリスク
・定期的なメインテナンスを怠ると、「インプラント周囲炎」という感染症にかかり、最悪の場合インプラントが脱落するリスク
・金属アレルギー等の合併症が起こる可能性あり

【奥歯のインプラントの費用内訳】

内訳費用の相場(目安)
検査・診断料税込30,000円 〜 50,000円程度
インプラント埋入手術税込150,000円 〜 250,000円程度
上部構造(被せ物)税込100,000円 〜 200,000円程度
骨造成などの付随手術税込50,000円〜150,000円程度
費用の総額税込300,000円 〜 500,000円程度
※患者様の症状や実際に行った治療内容等により前後します

※注意事項※
実際の治療内容や費用は、患者様のお口の状態や選択する歯科医院によって異なります。
詳しい費用や治療計画については、直接歯科医院のカウンセリング等でご確認ください。

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前歯のインプラントの費用相場と治療概要

前歯のインプラントの費用相場は、1本あたり35万円~55万円程度で、奥歯と比較してやや高くなる傾向があります。
前歯のインプラントの場合、笑ったときなどに奥歯よりも目立つため、高い審美性が求められるからです。

また、インプラントを埋入するだけでなく、天然歯となじむように色調の再現や、痩せてしまった歯茎の厚みや高さを調整する高度な技術が必要となります。

特に、前歯のインプラントでは「カスタムアバットメント(土台のオーダーメイド製作)」や、歯肉の厚みを増すための「結合組織移植術(CTG)」などが併用されることがあり、これらがオプション費用として加算されます。

マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を用いた精密な外科処置を行う医院では、ミクロン(1ミリの100分の1)単位の歯肉のラインを調整するため、より精度の高い仕上がりが期待できる一方で、技術料が費用に加算されることが一般的です。

【前歯のインプラント治療概要】

項目概要
通常必要とされる治療内容前歯部分の顎の骨に、チタン製のインプラント体(人工歯根)を外科手術によって埋め込みます。
骨と結合した後、アバットメント(支台)を介して、審美性の高い人工の歯(上部構造)を被せ、見た目の美しさと噛む機能を回復させる治療です。
標準的な費用(総額)1本あたり 税込総額 350,000円 〜 550,000円程度
※患者様の症状や実際に行った治療内容等により前後します
治療期間・通院回数約3ヶ月 〜 6ヶ月程度/約5回 〜 10回程度
※患者様の症状や実際に行った治療内容等により前後します
主なリスク・副作用等・術後の痛み、腫れ、出血、内出血(青痣)のリスク
・前歯部の場合、外科処置に伴い鼻腔底(鼻の空洞の底)の粘膜を損傷するリスクや、隣在歯(隣の歯)の歯根に接触・損傷するリスク
・加齢や歯周病などによる経年的な歯ぐき(歯肉)の退縮により、将来的にインプラントの金属部分が透けて見えたり、歯が長く見えたりするなどの審美的なトラブルが生じるリスク
・定期的なメインテナンスを怠ると、「インプラント周囲炎」という感染症にかかり、最悪の場合インプラントが脱落するリスク
・金属アレルギー等の合併症が起こるリスク

【前歯のインプラントの費用内訳】

検査・診断料税込30,000円 〜 50,000円程度
インプラント埋入手術税込180,000円 〜 250,000円程度
上部構造(オールセラミック等)税込120,000円 〜 200,000円程度
前歯特有の仮歯の調整料等税込20,000円 〜 50,000円程度
費用の総額税込350,000円 〜 550,000円程度
※患者様の症状や実際に行った治療内容等により前後します

※注意事項※
奥歯同様、前歯のインプラントでも、実際の治療内容や費用は、患者様のお口の状態や選択する歯科医院によって異なります。 

なお、前歯は骨や歯ぐきが薄くなりやすいため、骨造成(GBR)や結合組織移植術(歯ぐきの移植)等の付随手術が必要になるケースが多く、別途50,000円〜150,000円程度の費用が追加でかかる場合があります。 

詳しい費用や治療計画については、直接歯科医院のカウンセリング等でご確認ください。

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2本以上または全顎(オールオン4など)の場合の費用相場と治療概要

連続して2本以上の歯を失った場合、必ずしも本数分のインプラントを埋める必要がないケースもあります。

例えば、3本の歯がない箇所に対し、両端に2本のインプラントを埋入して中央を橋渡しにする「インプラントブリッジ」という手法をとれば、1本分の費用を抑えることが可能です。
3本分の歯が必要な個所を2本のインプラントブリッジで治療する場合、費用の総額は、税込700,000円 〜 1,100,000円程度となります。

また、すべての歯を失った、あるいは多くの歯が欠損している方には「オールオン4(All-on-4)」という治療法があります。
オールオン4は、最小4本のインプラントですべての人工歯を支える術式で、片顎をすべて補う場合の相場は、税込2,000,000円〜3,500,000円程度です。

インプラントブリッジやオールオン4は、1本ずつ埋入するよりも、手術による体への負担や治療費用の総額を抑えられるメリットがあります。

しかし、非常に高度な外科技術と噛み合わせの設計が求められるため、設備と経験が整った医院選びが、結果として再治療のリスクを抑えることに繋がります。

インプラントブリッジの費用相場と治療概要

インプラントブリッジは、連続して3本以上の歯を失った場合、失った歯の本数分インプラントを埋め込むのではなく、両端にインプラントを埋め込み、それを支えにして連結した被せ物(ブリッジ)を装着する治療法です。 

インプラント体(人工歯根)の数を減らすことができるため、1本ずつ埋入するよりも手術による体の負担を軽減でき、インプラント体自体の費用も抑えられます。

一方で、複数本分の連結した大きな被せ物を作製し、全体の噛み合わせを緻密に調整するための費用が発生します。

【インプラントブリッジの治療概要】

項目概要
通常必要とされる治療内容連続して歯を失った部分に複数本(例:2本)のインプラント体を外科手術によって埋め込み、骨と結合した後、そのインプラントを土台として連結した人工の歯(ブリッジ)を被せ、噛む機能を回復させる治療です。
標準的な費用総額 700,000円 〜 1,100,000円(税込)程度
※3本分の歯を2本のインプラントで補う場合
※患者様の症状や実際に行った治療等により前後します
治療期間・通院回数約3ヶ月 〜 6ヶ月程度/約5回 〜 10回程度
※患者様の症状や実際に行った治療等により前後します
主なリスク・副作用等・術後の痛み、腫れ、出血、内出血(青痣)が生じるリスク
・噛み合わせのバランスが崩れると特定のインプラントに過度な負担がかかり、部品の破損やインプラントの脱落を招くリスク
・連結された被せ物の下は汚れが溜まりやすいため、定期的なメインテナンスを怠ると「インプラント周囲炎」にかかるリスク
・金属アレルギー等の合併症が起こるリスク

【インプラントブリッジの費用の内訳】

費用の内訳費用の相場
検査・診断料税込30,000円 〜 50,000円程度
インプラント埋入手術(2本分)税込300,000円 〜 500,000円程度
上部構造(連結ブリッジ・3歯分)税込300,000円 〜 450,000円程度
連結や噛み合わせの特殊調整料等税込70,000円 〜 100,000円程度
費用の総額税込総額 700,000円 〜 1,100,000円程度
※3本分の歯を2本のインプラントで補う場合
※患者様の症状や実際に行った治療内容等により前後します

※注意事項※
インプラントブリッジの費用は、実際の治療内容や失った歯の本数や埋め込むインプラントの数によって変動します。
詳しい費用は直接歯科医院のカウンセリング等でご確認ください。

オールオン4(All-on-4)の費用相場と治療概要

オールオン4(All-on-4)は、片顎のすべての歯を失った方や、総入れ歯が合わずにお悩みの方に向けた治療法です。

片顎あたり4〜6本程度のインプラントをバランスよく斜めに埋め込み、すべての人工歯(片顎12本程度)が一体となった上部構造をしっかりと固定します。 

すべての歯のインプラントを1本ずつ入れるよりも費用や手術の負担を軽減できますが、大掛かりな外科手術を伴い、片顎全体に及ぶ大きな上部構造が必要となるため、数百万円単位の高額な治療となります。

【オールオン4(All-on-4)の治療概要】

項目概要
通常必要とされる治療内容片顎のすべての歯を失った状態(無歯顎)に対して、4〜6本のインプラント体を外科手術によって埋め込み、それを土台として片顎すべての人工の歯が一体となった上部構造をネジで固定し、噛む機能や見た目を回復させる治療です。
標準的な費用片顎で総額 2,000,000円 〜 3,500,000円(税込)程度
※患者様の症状や実際に行った治療内容等により前後します
治療期間・通院回数約6ヶ月 〜 1年程度/10回 〜 15回程度
※患者様の症状や実際に行った治療内容等により前後します
主なリスク・副作用等・広範囲の外科手術となるため、通常のインプラント治療よりも術後に強い痛み、腫れ、出血、内出血(青痣)が生じやすい
・下顎の場合は下歯槽神経の損傷による麻痺やしびれ、上顎の場合は上顎洞への迷入や感染のリスク
・定期的なメインテナンスを怠ると、「インプラント周囲炎」にかかり、インプラントが抜け落ちるリスク
・金属アレルギー等の合併症が起こるリスク

オールオン4(All-on-4)の治療費の内訳

費用の内訳費用の相場
検査・診断料50,000円 〜 100,000円程度
インプラント埋入手術(4〜6本分)800,000円 〜 1,500,000円程度
手術当日の仮歯作製・装着200,000円 〜 400,000円程度
最終的な上部構造(片顎すべての歯)950,000円 〜 1,500,000円程度
費用の総額(税込み)片顎で総額 2,000,000円 〜 3,500,000円程度

実際の治療内容や費用は、埋め込むインプラントの本数(4本か6本か等)や選択する上部構造の材質によって異なります。詳しい費用や治療計画については、直接歯科医院のカウンセリング等でご確認ください。

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注意!安すぎるインプラント(10万円以下など)に潜むリスクとは

インプラントは自由診療(自費診療)であるため、歯科医院によって金額が異なりますが、相場より極端に安い(例:10万円以下)場合には、注意が必要です。

実際に治療を受ける前に、以下の点を歯科医院のHPやカウンセリングで確認することを推奨いたします。

【カウンセリングでの質問・確認リスト】

  • 材料の質: 使用している素材の実績(臨床結果としてのデータ)は信頼できるものか
  • 追加費用の有無: 手術代や被せ物代などが別途加算となっていないか(総額費用であるか)
  • メインテナンス体制:保証制度はあるのか、あるならどのような内容か

インプラントの費用は1本あたり30万円~50万円が相場であり、安くはありません。

しかし、患者様の天然歯の代わりに毎日使うものですので、「長く安心して使えるか」という視点を持ち、費用対効果が見合った歯科医院を選択することが重要です。

なぜ相場に幅がある?インプラントの費用内訳のおさらいと注意点

インプラントの費用が他の歯科治療に比べて高額なのは、材料費だけでなく、自由診療ならではの高度な技術料や、衛生管理を徹底するための設備維持費が反映されているためです。

一般的に費用に含まれるもの

「インプラントの治療費」として提示される料金(合計金額・税込み)には、一般的に以下の費用が含まれます。

①精密検査・CT診断料 神経の位置などを正確に把握するために必要。
②インプラント体代: 骨に埋めるパーツ。材質により価格が変動。
③手術費用・滅菌管理料: 徹底した衛生管理がなされた(あるいは、厳重に滅菌処理が施された)オペ室の維持や、使い捨て器具の費用。
④アバットメント(土台)代: インプラント体と被せ物を繋ぐパーツの費用。
⑤上部構造(人工歯)代: 見た目と噛み合わせを担う被せ物。材質により価格が変動。

たとえば「インプラント治療費1歯あたり10万円」といった宣伝広告があった場合、インプラント体代だけの値段を指しているケースもあるため、検査費用や手術費用が含まれているかをチェックしてください。

症状によって追加費用がかかるケース

患者様の症状、たとえば顎の骨の状態により、当初の見積もりから追加費用が発生することがあります。
具体的には、骨造成(こつぞうせい)と呼ばれるインプラントの適合性や安全性を高めるための「付帯手術」にかかる費用です。

以下に、インプラント治療の主な付帯手術とそれらの追加費用の目安を記載します。

①GBR(骨再生誘導法)
治療法: インプラントを埋め込むための骨の厚みや高さが不足している部分に、人工骨や自家骨を補填して骨の再生を促す処置。
費用の相場:税込50,000円~150,000円程度

②ソケットリフト
治療法:
上顎の奥歯部分で骨の厚みが不足している際、インプラントを埋め込む穴からアプローチして骨を増生する手法。比較的骨が残っている場合に適応されます。
費用の相場:税込50,000円~100,000円程度

③サイナスリフト
治療法:上顎の奥歯部分で骨が極端に薄い場合に、歯ぐきの横からアプローチして上顎洞(鼻の横の空洞)の底部に骨を増生する大掛かりな手法。
費用の相場:税込150,000円~300,000円程度

実際にどのような手術が適応となるかは、患者様の症状によって異なりますが、インプラントを埋入するための顎の骨の厚みが少ないほど大がかりな処置となり、追加費用がかさみます。

まずはしっかりカウンセリングや精密検査を行ってくれる歯科医院を選び、相談するとよいでしょう。

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インプラント費用の負担を軽減する方法

インプラントの費用は1本あたり30万円~50万円程度、骨造成などの付帯手術が必要な場合はそれ以上かかることが一般的です。

さらに、「インプラントブリッジ」の場合は70万円~110万円程度(3本の歯を2本のインプラントで支えるケース)、「オールオン4(All-on-4)」の場合には片顎で200万円~350万円程度の費用が相場となります。

そこで、公的な制度や歯科医院の支払いプランを活用した、インプラント費用の負担を軽減する具体的な方法をご紹介します。

①医療費控除の活用:還付金の目安

インプラント治療は「医療費控除」の対象です。
医療費控除とは、1年間に支払った医療費が10万円(所得により異なる)を超えた場合、所得税の一部が還付され、住民税も減額される制度です。

例:年収500万円の人が、40万円の治療を受けた場合
確定申告を行うことで、還付される所得税と軽減される住民税を合わせると、約6万円〜8万円程度の負担軽減になる可能性があります(※生計を同一にするご家族の医療費も合算可能です)。

実質的な自己負担額を抑えられる可能性があるため、活用を検討することをお勧めします。

②デンタルローンの活用(支払額の分散)

インプラントなどの健康保険が適用されない自由診療(自費診療)を中心に行っている歯科医院では、歯科治療専用の「デンタルローン」を取り扱っているケースも多いです。

メリットとして、治療費を分割払いすることにより、一括での支払いが困難な場合でも治療を開始できます。
デメリットは、利息の支払いが必要であり、金利の相場は年3%~8%が主流です。

しかしながら、デンタルローンは「歯科治療」という目的が明確なローンであるため、一般的な金利が年13~15%程度のクレジットカードのローンと比較すると支払利息を抑えられる傾向にあります。

例:月々の負担額のシミュレーション
 40万円の治療を60回払いにした場合、月々の支払額は約7,000円〜8,000円程度

月々の支払額を抑えながら、計画的に治療を進めることが可能です。

なお、デンタルローンは歯科医院と提携しているローン会社に申請するほか、個人で銀行などの金融機関に申し込むことも可能ですので、参考にしてください。

参考:インプラントの保険適用が認められる特殊なケース

インプラントは原則として自費診療(自由診療)ですが、以下の条件に限り保険が適用されることがあります。

①病気や事故による欠損
口腔がんといった悪性腫瘍、顎骨骨髄炎(がっこつこつずいえん)などの病気や、事故等の外傷によって、顎の骨を広範囲(連続して3分の1以上)に失った場合。

②先天性の疾患
 先天性(生まれつき)の疾患により、顎の骨を連続して3分の1以上欠損している場合、または生まれつき永久歯が連続して6本以上生えてこない場合。

いずれかの条件を満たし、かつ骨移植等により顎の骨の再建手術が行われていることなどが、インプラントの保険適用の要件となります。

インプラントが保険適用となるケースは非常に限定的

 2026年5月現在、インプラントが保険適用となるケースは、「事故・病気による大きな顎の骨の欠損」や「生まれつきの特殊な疾患」といった極めて限定的なケースに限られます。

例えば、虫歯や歯周病、加齢などを原因として歯を失った一般的なケースでは、保険適用にはなりません。

また、保険診療でインプラント治療を行うには、「歯科口腔外科または歯科のベッド(病床)が20床以上ある病院であること」「当直体制が整っていること」など、国が定めた非常に厳格な施設基準を満たした医療機関を受診する必要があります。

ご自身が対象になるかどうかは、まずはかかりつけの歯科医院や、設備が整った総合病院の歯科口腔外科にご相談ください。

入れ歯・ブリッジとどっちが費用の負担を抑えられる?「生涯コスト」での比較

歯を失った時の治療法にはインプラント以外にも「入れ歯」や「インプラントブリッジ」があります。
入れ歯やブリッジは、インプラントと比較して保険適用の範囲が広く、一般的に治療一回当たりの費用負担を抑えることが可能です。

しかし、目先の「初期費用(安さ)」だけでなく、20年・30年というスパンで「生涯コスト」も考慮してみましょう。

5〜10年おきの「作り直し費用」

保険診療で作成可能な入れ歯やインプラントブリッジは、保険制度において使用可能な素材に制限があるため、平均的に5〜10年程度で作り直しが必要になるケースがあります。
その都度の調整費用や、土台となる歯がダメになった際の再治療費を合算すると、長期的な支出は膨らむことが懸念されます。

一方で、インプラントは、自由診療(自費診療)であるがゆえに、耐久性の高いチタンやジルコニアといった素材を使用可能です。
適切なメインテナンスにより、10年~20年といった長期にわたり機能している症例も報告されています。

健康な歯を守る「残存コスト」

インプラントブリッジは両隣の歯を削る必要があり、入れ歯は残った歯にバネをかけるため、いずれも健康な歯に負担にかけるといるリスクがあります。

しかし、インプラントの場合は他の歯に負担をかけることが基本的になく、結果として「他の歯を失うことやそれによる将来的な治療費」を未然に防ぐ事に繋がります。

ご自身の天然歯をなるべく長持ちさせる、といった視点では、健康な歯質を削らないインプラントにメリットがあります。

インプラントの医院選びの重要な基準:マイクロスコープによる精密治療

マイクロスコープは肉眼の最大20倍ほどに視野を拡大することが可能であり、肉眼では捉えきれない微細な段差や汚れを正確に把握して処置することができます。

インプラントを長期間維持し、生涯にわたる「再治療コスト」を抑えるためには、マイクロスコープを用いた100ミクロン(0.1ミリ)単位まではっきりと見ることができる精密な治療が貢献します。

それでは、インプラント治療でマイクロスコープを使った精密な治療を行う代表的なメリットを紹介します。

【計画通りの正確な埋入】

マイクロスコープは肉眼と比較して最大20倍ほどの視野の拡大が可能であり、顎の骨や周囲の組織を鮮明に確認できるため、事前のシミュレーションやサージカルガイドに沿った位置・角度へ埋め込む際に有用です。

【低侵襲(ていしんしゅう)治療】

マイクロスコープの拡大視野により、肉眼では視認できないような微細な血管や神経を避けつつ、必要最小限の切開で手術を行えるため、術後の痛みや腫れの大幅な軽減が期待できます。

【精密な縫合で治癒もスムーズに導く】

極細の縫合糸を使用し、歯ぐきの切開面を段差なくピッタリと縫い合わせるため、術後の治癒がスムーズに進むことに貢献します。

【映像記録による透明性の高い説明】

マイクロスコープ越しに見ている映像を録画し、モニターで確認しながら説明を受けられるため、患者様の納得する治療に繋がります。

【0.1㎜単位の適合精度でインプラント周囲炎を予防】

インプラントを失う主因である「インプラント周囲炎」は、被せ物との間の微細な「隙間」への細菌侵入から始まります。

マイクロスコープを使用した精密治療によって、細菌の温床となるわずかな適合不全(隙間や段差)をできる限りゼロに近づけることで、発症リスクの抑制に大きく寄与します。

【精密なメインテナンスによる再治療リスクの軽減】

治療後のメインテナンスにおいても、マイクロスコープは大きな差を生みます。
肉眼では見落としがちな歯周ポケットの奥の微細なプラーク(細菌の塊)も、拡大視野によって正確に除去することが可能です。

これが、インプラントを健康な状態で保ち、将来的な再治療という莫大な追加コストを回避するための重要な手段となります。

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【Q&A】インプラント費用に関するよくある質問と回答

ここでは、実際に歯科医院に多く寄せられる患者様からのよくある質問と回答について記載します。

Q. インプラントは高いだけで絶対だめと言われることがありますが、本当ですか?

A.インプラントは自由診療であるため費用が高額になるのは事実ですが、「絶対だめ」ということはありません。
設備が整った医院で適切な診断を受け、ご自身でも日々のケアを徹底すれば、長く快適に使うことも可能な治療法です。

ただし、事前の精密検査が不十分であったり、術後のメインテナンスを怠ったりすると、「インプラント周囲炎」などのトラブル(インプラントの脱落)に繋がるリスクがあります。

Q. インプラントと入れ歯、どちらを選ぶ人が多いですか?

A.費用面や手術への不安から、保険適用の入れ歯を検討される方もいます。

しかし、入れ歯の違和感や「しっかり噛めない」というお悩みから、後になってインプラント治療へ移行される患者様もいます。
ご自身のライフスタイルに合わせて歯科医院でカウンセリングを受け、最終的な判断をされることを推奨いたします。

Q.カウンセリングやCT診断にも費用はかかりますか?

A.カウンセリングや事前の相談を無料で行っている歯科医院もありますが、精密検査や診断を行う場合には1万円〜3万円程度の費用がかかります。

カウンセリングで治療費用や治療計画について納得できない場合は、他の歯科医院にも相談する(セカンドオピニオンを受ける)ことが、患者様にとって良い選択に繋がります。

Q.インプラントの 寿命はどれくらいですか?保証制度はありますか?

A.インプラントの寿命は、10年~15年程度とされていますが、適切なメインテナンスを継続することで20年以上の長期間維持されている症例もあります。

なお、多くの医院ではインプラント体に対して5年〜10年の保証期間を設けていますが、定期検診の受診が条件となるのが一般的です。

Q.お金がなくて一括払いができない場合はどうすればいいですか?

A.歯科医院と提携する銀行または銀行独自の「デンタルローン」を活用することで、支払い費用を分散させることが可能です。

さらに、医療費控除による還付金を翌年の治療費の支払いに充てるなどの工夫も有効です。

まとめ|インプラントは費用が高いからこそ、納得がいく治療の選択を

インプラントは決して安価ではなく、1本あたり税込30万円~50万円程度がかかる治療です。

しかし、それは「天然の歯のようにしっかりと噛める喜び」を取り戻し、「今ある歯の健康」を守ることにも繋がります。
マイクロスコープなどの設備が整い、精密な治療を提供している医院を選ぶことが、将来的な再治療のリスクをできる限り防ぎ、後悔しないための重要なポイントとなります。

目先の「初期費用の安さ」だけではなく、「総額でいくらかかるのか」「使用する材質」「治療方法」「保証期間」にも着目し、ご自身にとっての総合的な満足度(コストパフォーマンス:費用対効果)を考えるとよいでしょう。


費用の負担を軽減する方法としては、医療費控除を受ける、デンタルローンなどを活用するといった方法もありますので、納得のいく治療を受けるための参考にしてください。

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神奈川県横浜市でマイクロスコープを扱った治療に注力している【都筑マイクロスコープクリニック】では、精密なインプラント治療はもちろん、「歯を残せないか?」というご相談も受け付けています。
セカンドオピニオンを受けたい方や、抜歯に不安がある方も一度ご相談ください。

都筑マイクロスコープ歯科(横浜市・都筑ふれあいの丘駅)

院長紹介

都筑マイクロスコープ歯科

Tsuzuki Microscope Dental Clinic

院長内田 宜孝

院長プロフィール
  • 神奈川歯科大卒業
  • 神奈川歯科大学附属病院 研修医
  • 都内歯科医院に勤務
  • 都筑マイクロスコープ歯科 院長
所属学会・スタディーグループ
  • 歯内療法学会 会員
  • 日本顕微鏡歯科学会 会員
  • SCMD メンバー

医院情報・アクセス

都筑マイクロスコープ歯科

〒224-0062
神奈川県横浜市都筑区葛が谷8 オーケー港北NT店2階
(横浜市営地下鉄グリーンライン
「都筑ふれあいの丘駅」より徒歩30秒)

TEL 045-530-9680
URL https://www.tsuzuki-implant.com/

アクセス情報

〒224-0062 神奈川県横浜市都筑区葛が谷8 オーケー港北NT店2階

交通案内

  • 横浜市営地下鉄グリーンライン「都筑ふれあいの丘駅」より徒歩30秒
  • JR・私鉄・地下鉄「横浜駅」より地下鉄グリーンラインで約30分
  • オーケー港北NT店内(駐車場台数500台/無料)
営業時間 日・祝
 10:00~13:00××
 14:00~18:30××

【休診日】木曜・日曜・祝日
△土曜日のみ18:00まで
※木曜、日曜は不定期で自由診療のみ行っております。
お電話にてお尋ねください。

お電話でのお問い合わせも承ります。お気軽にご連絡ください。
TEL045-530-9680
診療時間
10:00~13:00 / 14:00~18:30
休診日
木用・日曜・祝日
ご案内
土曜日のみ18:00までです。
木曜、日曜は不定期で自由診療のみ行っております。
お電話にてお尋ねください。045-530-9680へ。