歯科医師監修|インプラントとは?メリット・リスク・費用・長持ちさせる方法

インプラントとは、ざっくりと説明すると、失った歯の代わりに人工の歯(義歯:ぎし)を顎に埋め込む治療法のことです。

残念ながら天然歯を失ってしまった際、「噛む機能」を取り戻すために、「入れ歯」や「ブリッジ」と並んで検討されることが多いです。

しかし、「費用が高額」「外科手術が怖い」「どこで治療を受けたらいいかわからない」など、お悩みの方も多いでしょう。

治療の安全性を高め、高い費用をかけた分だけできるだけ長く快適に使い続けるためには、ミクロン単位(1ミリの100分の1)の「精密な治療」が極めて重要になります。

そこで当記事では、歯科用顕微鏡(マイクロスコープ)を駆使した精密な治療を提供する「都築マイクロスコープ歯科」の院長・内田先生に取材と監修を依頼。
インプラントの仕組みやメリット・リスク、費用の目安、治療の流れから、後悔しないための歯科医院選びの基準まで、歯科医師からのアドバイスを交えて分かりやすく解説します。

お口全体の健康を守り、納得のいく治療を受けるためのガイドとして、ぜひ参考にしてください。

この記事の監修歯科医師

内田 宜孝 院長

神奈川歯科大学卒業後、同大学附属病院にて研修医として研鑽を積む。
都内の歯科医院での勤務を経て、都筑マイクロスコープ歯科の院長に就任。
ミニマル・インターベンション(Minimal Intervention)の考え方を実践し、できる限り歯を削らず健康な状態を長期間維持する治療を追求。「友人や家族のような身近な存在として、患者さまの悩みに真摯に向き合う」ことを信条としている。

インプラントとは?:治療の仕組みと主な特徴

インプラントとは、天然歯を失った部分の顎の骨に、チタンなどの体になじみやすい材料で作られたインプラント体(人工歯根=歯の根の代わりになるもの)を埋め込み、アバットメントと呼ばれる土台を取り付け、セラミックなどの素材でできた人工の歯(上部構造)を装着する治療法です。

インプラントは、主に以下の3つのパーツから成り立っています。

【インプラント体(人工歯根:じんこうしこん)】
顎の骨に埋め込む部分です。
インプラント体の素材は、金属アレルギーを起こしにくく顎の骨と結びつきやすい生体親和性(せいたいしんわせい)の高い「チタン」、もしくは審美性と強度に優れた「ジルコニア」が使用されます。
なお、ジルコニアは人工ダイヤモンドの素材にもなる非常に硬い材質です。

【アバットメント(支台部)】
顎の骨の中に埋め込んだインプラントと、実際に歯の役割を果たす人工歯をつなぐジョイントとしての役割を持ちます。
アバットメントも、チタンまたはジルコニア製の部品が使われます

【上部構造(人工歯)】
実際にお口の中から見える部分で食べ物を噛む部分です。
素材にセラミックを用いることで、天然の歯と色調や形を合わせて自然な仕上がりに近づけることが可能です。

インプラントの主な特徴・注意事項

インプラントの主な特徴は、一つ一つ患者様に合わせて作るオーダーメイド品であるため、ご自身の歯に寄せた「自然な仕上がり(見た目)」にあります。

また、チタン製の土台が顎の骨としっかりと結合する(オッセオインテグレーション)ため、本来の歯に近い感覚で、硬い食べ物もしっかりと噛めることが期待できます。
※天然歯と比較して噛む力は80~90%程度です

一方で、骨に土台を埋め込むための「外科的な手術」が必須となること、そして原則として健康保険が適用されない「自由診療」となるため、費用が高額(全額自己負担)になるというハードルがあります。

だからこそ、仕組みやリスクを正しく理解し、信頼できる歯科医院を選ぶことが非常に重要になってきます。

インプラント治療の症例(提供:都築マイクロスコープ歯科)

「インプラントはキレイって言うけど、実際にどこまで見た目を治せるの?」と疑問をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。

そこで、当記事の取材協力・監修歯科医院である横浜市の「都築マイクロスコープ歯科」の実際のインプラントの症例をご紹介します。

都筑マイクロスコープ歯科での実際のインプラント治療のbefore写真とafter写真。

【治療概要】

主訴前歯の動揺(グラグラしている状態)、痛みはなし
治療概要検査の結果、前歯2本が完全に折れており歯の保存が難しいと判断したため、インプラント治療をご提案しました。
通常のインプラント治療の場合は、数ヶ月の間、入れ歯もしくは歯のない状況で過ごす必要があります。
しかし今回のケースでは、前歯という目立つ場所であったことから、抜歯即日にインプラントの埋入を行っております。
費用
(自由診療)
総額:税込858,000円
【内訳】
精密歯科診断:税込33,000円
インプラント代:税込440,000円(税込220,000円×2本分)
上部構造(セラミック):税込330,000円(税込165,000円×2本分)
マイクロスコープによる外科処置:55,000円(税込)

※患者様の症状によって治療内容と費用は変動します。今回は2本分の費用の総額です。
治療期間/回数1日/1回
※今回のケースでは、抜歯およびインプラントの埋入手術を同日に実施しています。
※標準的なケースでは、約4ヶ月/約6回の通院が目安です。
リスク・副作用外科手術を伴うため、術後に数日程度の痛みや腫れ、内出血を伴う場合があります。
また、術後の日々のブラッシングや定期的な歯科医院でのメインテナンスを怠ると、「インプラント周囲炎」を引き起こし、インプラントが脱落するリスクがあります。

今回は患者様の症状を考慮し、ご来院時に即抜歯とインプラント治療を行ったケースです。
通常、抜歯やインプラント治療は即日行われることは非常に稀です。

しかし、自由診療であるため、都築マイクロスコープ歯科では、患者様の症状やご希望に沿った提案も可能です。
インプラントについてお悩みのことがあれば、お気軽に歯科医師にご相談ください。

都筑マイクロスコープ歯科へのご相談はこちら

都築マイクロスコープ歯科の治療方針:インプラント治療におけるマイクロスコープの重要性

インプラントは「第二の天然歯」と呼ばれることがあるほど、「噛む力(咀嚼力:そしゃくりょく)」や「自然な見た目(高い審美性)」を取り戻すこともできる治療法です。

都築マイクロスコープ歯科では、マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を使用して、インプラント埋入時の外科手術において、低侵襲(ていしんしゅう)かつ精密な治療に努めています。

都筑マイクロスコープ歯科で実際に使われているマイクロスコープと、マイクロスコープで拡大した歯の様子。

(写真提供:都築マイクロスコープ歯科)

マイクロスコープを活用することで、肉眼と比較して最大20倍の拡大視野での治療が可能になるため、傷口をできる限り目立ちにくくするとともに術後の腫れもなるべく抑えるようにし、患者様のお体の負担の軽減につなげています。
※インプラント治療中は麻酔による処置で外科手術の痛みを和らげるようにしております。

また、インプラントは、ご自身の歯と同様に使うものです。

嚙み合わせにズレが生じないよう、隙間から細菌が侵入してインプラント周囲炎や虫歯を引き起こさないようにするため、ミクロン(1ミリの100分の1)単位での拡大視野によるマイクロスコープを用いた精密治療は必須と考えて治療に当たっています。

なお、当記事の取材協力・監修歯科医院の都築マイクロスコープ歯科の「精密歯科診断」(税込33,000円)には、レントゲン・歯科用CT・その他検査費すべて含まれております。

セカンドオピニオン(30分・税込5,000円)も受け付けておりますので、「インプラントではなく歯を残す方法もないか?」といったご相談も含めて、遠慮なくお聞かせください。

都筑マイクロスコープ歯科へのご予約・お問い合わせ

お電話でのお問い合わせも承ります。お気軽にご連絡ください。
TEL045-530-9680
診療時間
10:00~13:00 / 14:00~18:30
休診日
木用・日曜・祝日
ご案内
土曜日のみ18:00までです。
木曜、日曜は不定期で自由診療のみ行っております。
お電話にてお尋ねください。045-530-9680へ。

インプラント治療の費用相場は?

インプラントは、特殊なケースを除いて健康保険が適用されない「自由診療(自費診療)」となります。そのため、治療にかかる費用は歯科医院ごとに自由に設定されており、全国的な相場としては「歯1本あたり30万円〜50万円程度」が一般的です。

この費用には、大きく分けて以下の4項目が含まれています。

①検査・診断料
歯科用CT撮影、レントゲン、嚙み合わせの検査など。

②インプラント手術費
インプラント体を顎の骨に埋め込む手術自体の技術料。

③材料費(インプラント体・アバットメント)
使用するインプラントメーカーによって価格が異なります。

④上部構造(人工歯)の費用
セラミックやジルコニアなど、被せる歯の素材によって変動します。

インプラント治療にかかる費用は、「どの部分の歯を失ったのか」「何本の歯を失ったのか」「顎の骨を増やすなどの付帯手術が必要か」など、患者様の症状で大きく変動します。
そのため、「実際にいくらなのか」を知るには、歯科医院でカウンセリングと精密検査を受けることが一番の近道と言えます。

POINT
インプラントの費用の詳細・治療費の負担を抑える方法は以下の記事で紹介しています。

歯科医師監修|インプラントの費用は1本いくら?治療費の軽減制度や後悔しない医院選びの基準

【比較表】インプラント・入れ歯・ブリッジの違い

失った歯の機能を回復させるには、インプラント以外にも「入れ歯」や「ブリッジ」といった治療法もあります。

「自分にはどの治療法が合っているのだろう?」と迷われている方のために、それぞれの治療法の特徴を分かりやすく比較表にまとめました。

比較項目インプラントブリッジ部分入れ歯
治療概要外科手術でインプラント体を埋め込み、人工の歯を被せる失った歯の両隣の歯を土台にして連結した人工歯を被せる健康な歯にバネをひっかけて装着する着脱式の人工歯
噛み心地(天然歯と比較)80~90%程度60~80%程度30~40%程度
見た目天然歯に近い保険の場合は金属保険の場合は金属のバネが見える
治療期間の目安約3ヶ月〜1年以上(骨の状態等による)約1〜2ヶ月程度約1〜2ヶ月程度
通院回数の目安約5回 〜 10回程度約3回 〜 5回程度約4回 〜 6回程度
費用の目安※保険診療で3割負担保険適用外約10,000円 〜 20,000円程度(税込)約5,000円 〜 15,000円程度(税込)
費用の目安
※自由診療
1本あたり 総額 300,000円 〜 500,000円(税込)程度セラミックで1本あたり約50,000円 〜 150,000円(税込)程度バネなしで約100,000円 〜 300,000円(税込)程度
主なリスク・副作用・外科手術に伴う出血、腫れ、痛み、内出血
・下歯槽神経損傷による唇、顎の麻痺やしびれ、上顎洞炎
・嚙み合わせの違和感、食べ物が詰まりやすくなる
・「インプラント周囲炎」になり脱落するおそれ
・治療費が高額かつ治療期間が長い
・土台にするために両隣の健康な歯を大きく削る
・支えとなる歯に大きな負担がかかり、歯の寿命を縮めるリスク
・ダミーの歯の下(歯茎との間)に汚れが溜まりやすく、虫歯や歯周病のリスクが高まる
・装着時の違和感や異物感
・食べ物が挟まりやすい
・ 天然歯と比べて噛む力(咀嚼力)が大きく低下
・バネをかける健康な歯に負担がかかる
・金属のバネが見えて目立つことがある
・毎日の清掃(メインテナンス)の手間がかかる

実際にどの治療法が適応となるかは、患者様の症状によっても異なります。

まずは一度歯科医院で精密な検査を行い、「ご自身のお口や歯の健康をなるべく長く残す」方法を歯科医師にご相談ください。

インプラント治療の主なメリット

インプラント治療の主なメリットは以下の2つです。

【天然歯に近い自然な見た目と噛み心地】
顎の骨に人工歯根が強固に結合するため、おせんべいや硬いお肉などもご自身の歯と同じような感覚でしっかりと噛むことができます。
また、被せ物にはセラミック等を使用するため、治療跡がほとんど目立たない自然で美しい口元を再現できます。

【周りの健康な歯に負担をかけない
ブリッジのように両隣の健康な歯を大きく削る必要がなく、入れ歯のようにバネをかけた歯に負担を強いることもありません。
顎の骨によって自立するため、残っている大切な歯の寿命を延ばす防波堤のような役割を果たします。

インプラント治療の主なデメリットとリスク・注意事項

インプラントは優れた治療法である一方で、以下のようなデメリットやリスクも必ず理解しておく必要があります。

【外科手術を伴う(体への負担とリスク)】
顎の骨にインプラントを埋め込むための外科手術が必須です。
術中は麻酔を使用しますが、術後に腫れや痛みが生じる場合があります。

自由診療のため費用が高い】
健康保険が適用されないため、1本あたり数十万円の費用が全額自己負担となります。
また、骨とインプラントが結合するのを待つため、治療期間も数ヶ月〜半年以上と長くなることが一般的です。

「インプラントは絶対だめ」「やめたほうがいい」と言われるのはなぜ?

インターネットやSNSでインプラントについて調べると、「絶対だめ」「やめたほうがいい」といったネガティブな言葉や「せっかく高い費用をかけてインプラントにしたのに…」と後悔されている口コミも散見されます。

しかし、インプラントが否定されている原因は、治療そのものではなく、「インプラント周囲炎」という合併症と、治療計画の甘さによるトラブルにあります。

インプラントは人工物なので虫歯にはなりませんが、日々のケアを怠るとインプラントを支える骨が溶けてしまう「インプラント周囲炎」を引き起こします。
インプラント周囲炎が進行すると、せっかく入れたインプラントがグラグラになり、最悪の場合は抜け落ちてしまいます。

また、術前の検査が不十分なまま無理な手術を行ったり、被せ物の嚙み合わせや適合の精度が甘かったりすると、数年後に痛みや脱落といったトラブルに見舞われるリスクが高まります。
「インプラントにして後悔した」という方の多くは、こうした事前の診査診断の不足や、術後のメインテナンス不足が背景にあります。

つまり、インプラント治療そのものが「絶対だめ」なのではありません。
「精密な診査・治療技術」と「術後の徹底したメインテナンス」の2つが揃っていない環境で治療を受けることがリスクなのです。
逆を言えば、これらが徹底されている医院であれば、インプラントは食事の喜びを取り戻すための非常に優れた選択肢となります。

インプラントの寿命は何年?長持ちさせる方法はメインテナンスにあり

「高額な費用をかけるのだから、一生持つのでしょうか?」と疑問を持たれる方は少なくありません。

結論から申し上げると、インプラントはチタンなどの人工物であるため、虫歯になることはなく、非常に長持ちする治療法です。
厚生労働省の委託による調査などでも、10年から15年経過したインプラントが口の中で機能している割合(累積生存率)は90%以上と、入れ歯やブリッジと比べると良好な数値が報告されています。

しかし、「絶対に一生抜けない」と断言できるものではありません。
インプラント自体は劣化しにくくても、それを支えている患者様ご自身の「歯茎」や「顎の骨」は、加齢や日々の生活習慣によって変化していくからです。

嚙み合わせのズレを放置してインプラントに過剰な負担がかかったり、毎日の歯磨きが不十分で細菌が繁殖したりすると、インプラントの寿命は著しく縮んでしまいます。
つまり、インプラントの寿命は「治療そのものの質」だけでなく、治療完了後の「患者様ご自身のケアと歯科医院での管理」に大きく左右されると言えます。

長持ちさせるために不可欠なメインテナンス

インプラントを長持ちさせ、10年、20年と快適に使い続けるための最大の壁となるのが「インプラント周囲炎」です。

インプラント周囲炎とは、インプラントの周りの組織に起こる歯周病のような病気です。
インプラントには天然歯と異なり、細菌の侵入を防いだり血流で栄養を運んだりする「歯根膜(しこんまく)」という組織が存在しません。
そのため、一度細菌に感染すると進行が非常に早く、自覚症状が出にくいまま顎の骨が溶かされ、最悪の場合はインプラントが抜け落ちてしまうリスクがあります。

このインプラント周囲炎を防ぐためには「毎日のセルフケア」と「歯科医院でのプロフェッショナルケア(3~6ヶ月に1度の定期検診)」が重要です。

インプラントの治療の流れ

標準的なインプラントの治療の流れは以下の通りです。
※都筑マイクロスコープ歯科では、冒頭の症例でお伝えしたように、即日インプラント埋入手術・治療を行うこともありますが、それは稀なケースです。

また、精密検査の結果、患者様の症状によってはインプラント治療が適応でないと診断されるケースもあります。

①カウンセリング

まず初めに、歯科医師による「カウンセリング」が行われます。
インプラントは外科手術が伴う治療であり、自由診療であるため健康保険が適用されず比較的費用が高額というのもあり、まずは患者様のお悩みやご希望、全身の健康状態(持病や服薬の有無など)を詳しくお伺いします。
不安なことや費用のことなど、どんな些細なことでも遠慮なくご相談いただくための大切な時間です。

②精密検査と治療計画の提案

お口の中の状況は、インプラント治療に直接的に関わったり、インプラントの持ち具合に関わったりするため、まずは検査を行います。
都築マイクロスコープ歯科の場合、一般的なレントゲン検査に加えて、歯科用CTを用いた三次元(3D)撮影を行います。

歯科用CT検査によって、顎の骨の厚みや高さ、神経や血管の位置をミリ単位で立体的に把握することができ、これをもとに安全な手術のシミュレーションと治療計画の提案に活かします。

③事前治療

お口の中に歯周病や虫歯がある場合は、インプラントの感染リスクを下げるために、事前に歯石除去(クリーニング)や虫歯の治療を優先して行うのが一般的な流れです。

また、 顎の骨が細すぎたり低すぎたりするとインプラントを埋められないため、そのような時は骨のボリュームを増やすための手術を行うことがあります。

※事前治療については、精密検査の後の治療計画の提案でお伝えします。

④インプラント埋入手術(1回または2回)

局所麻酔をして顎の骨にインプラントを埋めます。まず歯肉を切り開いて顎の骨を出し、ドリルで注意深く骨に穴を開けてインプラントを埋め込みます。
インプラントを埋める際に歯肉で覆った場合は、インプラントの頭を出すためにもう一度手術を行います。

⑤仮歯を入れる

 骨とインプラントがくっついてから歯をつくる作業に入ります。
お口の型取りと嚙み合わせの記録を行い、いきなり最終的な歯をつくらずに、まずは仮歯をつくってお口の中に合わせます。

⑥最終的な歯を入れる

仮歯のチェックを行い、もう一度型取りと嚙み合わせの確認を行ってから最終的な歯をつくります。この際、患者様の天然歯の色や形状に近づける微調整を行います。

インプラント埋入から上部構造(人工歯)の装着までにかかる期間の目安

インプラントの全体の治療期間は、患者様の骨の状態や治療部位によって異なりますが、概ね3ヶ月から半年以上かかることが一般的です。

ステップ1:インプラント埋入手術(一次手術) 

局所麻酔を施し、顎の骨にインプラント体(人工歯根)を埋め込みます。
インプラントの手術時間そのものは、1本あたり30分〜1時間程度です。
手術後は、インプラント体と顎の骨がしっかりと結合するのを待つ「治癒期間」に入ります。この期間は下顎で2〜3ヶ月、上顎で4〜6ヶ月ほどが目安となります。

ステップ2:アバットメントの装着(二次手術)

 インプラントが骨としっかり結合したことが確認できたら、歯茎を少しだけ切開し、インプラント体にアバットメント(人工歯を被せるための土台)を連結します。
その後、歯茎の形が整うまで数週間程度待ちます。
※お口の状態によっては、一次手術と二次手術を同時に行う「1回法」が採用されることもあります。

ステップ3:型取りと上部構造の装着

 歯茎が治癒したら、お口全体の精密な型取りを行います。
作製された上部構造(人工歯)をアバットメントに装着し、嚙み合わせを丁寧に調整して治療は完了です。この嚙み合わせの調整や、人工歯と歯茎の境目をぴったりと合わせる工程において、マイクロスコープを用いた精密なアプローチが長期的な安定に大きく貢献します。

h2:インプラントに関するよくある質問(Q&A)

Q.抜歯とインプラント手術、どちらが痛いですか?

A.いずれも手術中は局所麻酔を行うため、痛みを感じることはほとんどありません。
なお、インプラントの場合は骨を削る際の振動や押される感覚があります。
術後の痛みについては個人差がありますが、処方される痛み止めを服用することで、十分に日常生活を送れる範囲に収まることが大半です。

Q.治療を受けるのに年齢制限はありますか?

A.インプラント治療を受けるにあたり、顎の骨の状態や全身の健康状態(血圧や持病のコントロール状態)が良好であると判断できれば、例えば80歳など高齢の方であっても治療は可能です。
ただし、若年層に関しては、顎の骨の成長が続いている期間はインプラントを埋め込むことができないため、骨の成長が概ね完了する「20歳前後以降」が治療の対象となります。

Q.インプラント治療ができないケースはありますか?

A.全身の状態やお口の中の環境によっては、治療が難しい、あるいは受けられないケースがあります。
先ほどお伝えしたように、20歳前後以上の方を対象として、具体的には、以下の3点です。

①全身疾患のコントロールができていない方
重度の糖尿病や心疾患などがあり、担当医から外科手術の許可が下りない場合。

②顎の骨が極端に少ない方
骨造成(骨を増やす手術)を行ってもインプラントを支えきれない場合。

③重度の歯周病が放置されている方
お口の中の細菌が多く、手術後に感染を起こすリスクが極めて高いため、まずは歯周病の治療を優先する必要があります。

Q.インプラントを入れるとMRI検査に影響しますか?

A.基本的には影響しません。インプラント体に使用されている「チタン」は非磁性の金属であるため、MRI検査(磁気共鳴画像診断)を受けても問題ないケースがほとんどです。

金属探知機に反応することも通常はありません。

 ただし、上部構造(人工歯)を固定するために磁石(マグネット)を使用した特殊な入れ歯を併用している場合などは、MRIの画像に乱れが生じる可能性があります。

MRI検査の際は、インプラントが入っていることを医療機関へ事前にお伝えください。

Q.金属アレルギーでも治療は可能ですか?

A.インプラント治療で使用される「チタン」は、整形外科の人工関節などにも使われる生体親和性の高い素材で、金属アレルギーを非常に起こしにくいと言われています。
そのため、過去にアクセサリー等で金属アレルギーの症状が出たことがある方でも、治療を受けられる可能性はあります。
しかし、「絶対にアレルギーが起きない」とは言い切れません。ご心配な方は、事前に皮膚科などで金属アレルギーのパッチテストを受けることをおすすめいたします。

まとめ:インプラントはマイクロスコープによる精密治療とメインテナンスが鍵!まずはご相談を

本記事では、インプラント治療の基礎知識から、メリット・リスク、費用の相場、そして長持ちさせるためのポイントを解説してきました。
インプラントは、周囲の健康な歯を削らずに、天然歯に近い噛み心地と見た目を取り戻せる優れた治療法です。

一方で、外科手術に伴うリスクや、自由診療による費用の負担、そして治療期間の長さというハードルがあります。


また、インプラントを長持ちさせるポイントは、インプラント周囲炎を防ぐための「毎日のセルフケア」と「歯科医院での定期的なメインテナンス」です。
後悔しないためには、口腔レントゲン・歯科用CTなど外科手術の前の精密診断が可能な設備が整い、デメリットも含めて丁寧に説明してくれる医院を選ぶことが重要です。

そして手術の安全性を高め、インプラントの適合率を上げることに貢献する「マイクロスコープを用いた精密なアプローチ」が、インプラントの寿命に関与することをお伝えしました。

【PR】取材協力医院・監修歯科医師のご紹介

神奈川県横浜市でマイクロスコープを扱った治療に注力している【都筑マイクロスコープクリニック】では、精密なインプラント治療はもちろん、「歯を残せないか?」というご相談も受け付けています。
セカンドオピニオンを受けたい方や、抜歯に不安がある方も一度ご相談ください。

都筑マイクロスコープ歯科(横浜市・都筑ふれあいの丘駅)

院長紹介

都筑マイクロスコープ歯科

Tsuzuki Microscope Dental Clinic

院長内田 宜孝

院長プロフィール
  • 神奈川歯科大卒業
  • 神奈川歯科大学附属病院 研修医
  • 都内歯科医院に勤務
  • 都筑マイクロスコープ歯科 院長
所属学会・スタディーグループ
  • 歯内療法学会 会員
  • 日本顕微鏡歯科学会 会員
  • SCMD メンバー

医院情報・アクセス

都筑マイクロスコープ歯科

〒224-0062
神奈川県横浜市都筑区葛が谷8 オーケー港北NT店2階
(横浜市営地下鉄グリーンライン
「都筑ふれあいの丘駅」より徒歩30秒)

TEL 045-530-9680
URL https://www.tsuzuki-implant.com/

アクセス情報

〒224-0062 神奈川県横浜市都筑区葛が谷8 オーケー港北NT店2階

交通案内

  • 横浜市営地下鉄グリーンライン「都筑ふれあいの丘駅」より徒歩30秒
  • JR・私鉄・地下鉄「横浜駅」より地下鉄グリーンラインで約30分
  • オーケー港北NT店内(駐車場台数500台/無料)
営業時間 日・祝
 10:00~13:00××
 14:00~18:30××

【休診日】木曜・日曜・祝日
△土曜日のみ18:00まで
※木曜、日曜は不定期で自由診療のみ行っております。
お電話にてお尋ねください。

お電話でのお問い合わせも承ります。お気軽にご連絡ください。
TEL045-530-9680
診療時間
10:00~13:00 / 14:00~18:30
休診日
木用・日曜・祝日
ご案内
土曜日のみ18:00までです。
木曜、日曜は不定期で自由診療のみ行っております。
お電話にてお尋ねください。045-530-9680へ。