サクラ歯科医院
当院の診療ポリシーと
マイクロスコープの活用
サクラ歯科医院の診療ポリシーは、「極力、歯を削らない、神経を取らない、歯を抜かないで、天然歯を残す」ことです。歯科疾患、特に歯周病は、患者さんの生活環境や身体の状態で日々症状が変わります。そのため当院では、歯の処置にのみフォーカスを絞るのではなく、栄養面や生活習慣のアドバイスなど、体の管理までトータルに考慮した診査・診断を行っています。
初診時には、「口腔内全体の写真及びX線画像」「唾液検査」「噛み合わせの状態」「ダイアグノデント(虫歯診断装置)検査」「歯周病や歯の動揺度の検査」などの各種検査を実施。その後、結果をレジュメ(診断書)で作成し、患者さんにお渡ししています。
治療には患者さんとの信頼関係が欠かせません。診断書をもとに治療計画を立案し、ご自身のお口の状態と治療内容を充分ご理解・ご納得いただいた上で、治療に進むのが当院の特徴です。当院は、自由診療専門の医院として、丁寧なカウンセリングを行い、歯周病治療、保存治療、根管治療、補綴治療、噛み合わせの調整などすべての歯科分野において、マイクロスコープを使用し、より優れた治療を行えるよう徹底した取り組みを行っています。
一期一会を大切にするための
徹底した技術研鑽
当院は2008年にマイクロスコープを導入して以来、様々な技術研鑽を行ってきました。その一つが、術前(治療前)に患者さん一人ひとりのお口の模型を形成し、治療方法に合わせてシミュレーションを徹底的にすることです。
私たちにとって、患者さんの歯を診ることは「一期一会」の思いと同じです。そのような大切な機会に、最大限のパフォーマンスを発揮できるよう努めることは、歯科医療従事者にとっての責務と言えます。治療前には患者さんの噛み合わせや、口腔内の状態を考えたリハーサルを行い、出来る限り万全のコンディションでお迎えいたします。
マイクロスコープを導入している歯科医院は徐々に増えてきました。ただ、実際に使いこなすのは非常に難しく、地道な技術研鑽はマイクロスコープの治療には欠かせません。基本を積み重ねることで、エラーを最小限に抑えた精密な治療を実現できると当院は考えております。
マイクロスコープ精密治療による
患者さんにとってのメリット
症状の見落としを防ぎ、患者さんへの説明を丁寧に行えるのがマイクロスコープを活用した治療方法のメリットです。当院には、「原因のわからない痛みで困っている方」「治療内容に対するセカンドオピニオンを求めてお越しになる方」が多くいらっしゃいます。
マイクロスープがあれば、肉眼では見えなかった微小なエラーのチェック、被せ物や詰め物の噛み合わせ調整などに関しても精密なアプローチが可能です。
さらに、患者さんご自身が口腔内の状態を、実際の映像で確認できます。いままでは、治療前・治療後の口腔内を鏡で見ても、どのような治療が行われるか正確にはわかりませんでした。しかし、マイクロスコープ治療は、治療過程と結果/術前と治療後の状態をビジュアルで確認できるので、治療に関して不安をお持ちでも安心して御来院いただけます。
治療者側も、記録に残すと嘘が付けません。だからこそ、治療が出来ないときは出来ないとはっきりお伝えし、別の選択肢を提案するなど、より誠実な診療を目指せるようになりました。
当院の考える“予防”の重要性
当院では、いかに手を加えず、歯を自然の状態のまま保っていけるかといった「予防」の考え方を重視しています。例えば、ごく微小なむし歯の場合、フッ素やレーザーによる経過観測で、まずは削らない方向性を極力検討します。
確かに治療をして痛みを取るのは重要です。しかし、歯科医療従事者にとって、目の前の問題だけにフォーカスを置いてしまってはいけないと考えています。なぜなら、そもそも治療をするということは、ある意味、自然な身体の状態を壊すことでもあるからです。また、被せ物にしても、いくらマイクロスコープを使用し、精密な治療をしたとしても、患者さんの口腔内の状態に問題があったり、噛み合わせが悪かったりすると、十分満足のいく結果に繋がりません。
その場限りの治療では、数年後に「痛みが再発した」「被せ物が壊れた」と再来院されたときに対応は困難です。根本的な原因を特定するためには、「歯科医療従事者側に技術不足はないか」「材質的な問題はないか」「咬み合わせ(姿正)に問題がないか」など様々な問題を検討し、定期的な予防の取り組みによって得られるデータの観測が欠かせないのです。
そうして初めて、患者さん一人ひとりに合った、より良い治療計画を立案し、親からもらった自然で健康な状態を最大限維持することに結びつきます。これは、いくら優れた材料を使用して治療を行ったとしても、到達できません。
サクラ歯科医院で導入されている
マイクロスコープシステム
OPMI PROergo
通常の機種にはない「オートロック機能」が付属しているため本機種を導入しました。マイクロスコープ下での診療は、高倍率で見ていくので、少し動いただけでも、見ている箇所が大きくずれてしまいます。オートロックがあれば、見ているポイントは動かずに、診療に集中できるのが大きな利点です。また、フットペダルを操作してフォーカスを調整すると、ピントもそのまま。診療している手を止める煩わしさがなく、重宝しています。
ADMENIC DVP2(カリーナシステム)
医科などに比べると、診療時間枠の短い歯科用に特化して開発され、高い可動性を誇る録画再生システムが「ADMENIC DVP2(カリーナシステム)」です。「術前・術後を瞬時に2画面切り替えで表示」「再生したい部分をすぐに呼び出せる」など様々な利点があります。当院では、初診時のコンサルテーションをはじめ、治療内容・治療結果の説明を丁寧かつ時間をかけて行っています。「カリーナシステム無くしては診療にならない」と言っても過言ではない周辺機器のひとつです。
ヘッドマウントディスプレイ
マイクロスコープにヘッドマウントディスプレイを接続すると、患者さんはリアルタイムで診療中の映像を見られるようになります。直接、口腔内の状態を確認していただければ、治療内容を口頭で聞くのに比べ、よりご自身の口腔内の状態を理解できることでしょう。
もちろん、直接見るのが怖い・不安な場合は無理に勧めません。患者さんとの信頼関係が出来たうえで、見てみたいという声があれば準備しますので、お声がけください。
ドクター紹介
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プロフィール
- 1989年
- 日本歯科大学 歯学部 卒業
- 1994年
- 深田邦雄先生 FDC(年間)コース受講
- 1997年
- 藤本順平先生 咬合(年間)コース受講
- 2001年
- 丸茂研修会 顎関節・咬合 コース受講
- 2003年
- サクラ歯科医院 開設
- 2009年
- INTERNATIONAL DENTAL ACADEMY ADVANCED PROSTHODONTICS 受講
- 2009年
- クワタカレッジ セラミックテクノロジ- シニアコ-ス受講
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所属学会・スタディーグループ
- 日本顕微鏡歯科学会 認定医
- WFLD(国際レーザー歯学連合) 認定医
- 日本歯内療法学会 会員
- 顕微鏡歯科ネットワークジャパン(MDNJ)
医院紹介
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