歯医者のクリーニングとは?費用・頻度・保険適用の有無やセルフケアとの違いを解説

「毎日歯磨きしているのに黄ばみが取れない」
「歯石で歯の見た目が気になる」
「歯磨きしてもスッキリしない

こんなお悩みはありませんか?
歯医者は「虫歯になったら行く場所」というイメージがありましたが、近年では「クリーニング(メインテナンス)」のために通われる方も増えています。

むしろ予防歯科の観点から、「歯医者でクリーニングだけ受ける」のは問題ないどころか、厚生労働省や公益社団法人 日本歯科医師会からも推奨されています。

そこで当記事では、歯医者で受けられるクリーニングについて、費用や頻度、保険適用の有無、ご自宅でのセルフケアと何が違うのかを丁寧に解説していきます。

「歯医者でクリーニングだけ」はOK!むしろ推奨

歯科医院でメインテナンスを受ける女性とメリットを説明している図

虫歯や歯周病など「目立った病気の症状」がなくても、歯科医院でクリーニング(メインテナンス)を受けることは問題ありません。

近年は歯科業界全体で「痛くなってから削る」のではなく「痛くなる前にクリーニング・メインテナンスを行い病気を予防する(予防歯科)」ことが重要視されているため、クリーニングのみの受診も歯科医院側は歓迎です。

なぜなら、歯科医師や歯科衛生士といった「歯やお口のプロ」のクリーニング(メインテナンス)を受けることで、歯やお口の健康を保つことが期待できるほか、初期の虫歯や歯周病などの発見や予防に役立つからです。

なお、歯科医院のHPの診療メニューに「予防歯科」といった記載がなくても、一般的な歯科医院であればクリーニングのみの受診も可能です。

「別の歯医者にクリーニングだけで行く」のはアリ?

「虫歯治療は別の歯医者に通っている(または過去に通っていた)けれど、クリーニングだけ違う歯科医院に行っても気まずくないか?」と不安に思う方もいるかもしれません。
こちらも全く問題ありません。

歯科医院によって予防歯科の設備やメニューの充実度は異なるため、「クリーニングは予防体制が整った別のクリニックにお願いする」という選択は患者側の自由であり、一般的なことです。

予約時の伝え方「歯医者になんて言えばいい?」

いざ予約をしようと思った際、電話やWEB予約の備考欄に「どう伝えればいいかわからない」と迷う方も多いようです。
歯科医院側も事前に目的が分かっていると、必要な治療枠や器具の準備がスムーズになります。

以下に例文を記載しますので、参考にしてください。

【歯石や歯垢が気になる】
例文:「歯石・歯垢の掃除をお願いしたいです」
 
【着色(茶渋やヤニ)を取りたい場合】
例文:「前歯の着色汚れが気になるので、クリーニングできれいにしたいです」

 

歯を白くしたい場合
例文:「歯を白くしたいのですが、クリーニングとホワイトニングのどちらが良いか相談したいです」
※保険診療と自費診療(自由診療)の違いは後述します。

 

【その他の場合】
例文:「歯(口の中、歯茎など)に違和感があるので診てもらいたいです」

【要注意】自分で(市販の器具で)歯石を取るのがNGな理由

自分で歯石を取るとダメな理由を図式したイラスト

「虫歯でもないのに歯医者に行くのが面倒」「安く済ませたい」などといった理由で、ご自分で歯石を取ろうとする方も少なくありません。

しかし、専門知識のない方が市販の「金属製スケーラー(歯石を取るための器具)」を利用するのは、非常に重大なリスクが伴いますので行わないようにしましょう。

市販の器具を使った歯石取り(クリーニング)の主なリスクは以下の通りです。

①歯の表面(エナメル質)に目に見えない微細な傷がつく
その傷の凹凸に、かえってプラークや着色汚れが付着しやすくなります。

 

②刃先が滑って歯肉(歯茎)を深く傷つける

出血や、細菌による感染・炎症の原因になります。

 

③歯周ポケットの奥深くにある歯石を取り残す

表面だけ取れて安心し、奥で歯周病が進行するリスクがあります。

一度傷ついた歯の表面は、自力では元に戻りません。

歯科医師や歯科衛生士は、歯に関する専門資格を有するプロであり、高度な専門技術のもと、歯や歯肉を傷つけない適切な角度と力加減で器具を扱っています。
お口の健康を守るためにも、歯石の除去はプロに任せましょう。



歯医者のクリーニングにはどんな種類がある?保険・自費メニューの違い ・費用も解説

歯科医院で受けられるクリーニング(メインテナンス)には、保険診療(保険適用)で受けられるメニューと、自由診療(全額自費)で受けられるメニューがあります。

「どれくらいの費用がかかるの?」「どれくらい通わないといけないの?」と気になる方も多いと思いますので、この章でそれぞれの標準的な治療内容、費用、治療期間と通院回数、リスク・副作用について説明します。

歯医者で受けられる保険診療(保険適用)のクリーニング

歯科医院で受けられる保険適用のクリーニング(メインテナンス)は、「スケーリング」「SRP(スケーリング・ルートプレーニング)」「SPT / P予防(歯周病メインテナンス)」の3種類です。

保険診療のクリーニング(メインテナンス)は、歯周病などの病気の治療」を目的とする場合にのみ適用されます。

※自宅でのブラッシング(歯磨き)で取ることができない歯石の除去は、歯周病の予防や治療につながりますので、保険適用です。

なお、保険診療における国のルールとして、「歯周病検査」や「レントゲン撮影」が義務付けられており、治療の一環であるため、使用できる器材や1回あたりの治療時間は15分~30分程度と限られています。

【スケーリングによるクリーニング(保険適用)】

項目内容
治療内容超音波などの専用器具を使い、歯の表面や歯茎の境目にある歯垢・歯石を除去する処置。必ず事前の口腔検査(お口の中のチェック)を行う。
費用(目安)3割負担で1,500円〜3,000円程度。初診料・検査料を含む総額は3,000円〜4,000円程度。
治療期間・通院回数治療期間は、通常1日(単日)または、2週間程度。通院回数は、通常1回~2回程度。※歯石が多い場合は、1週間~2週間程度の期間を置いて数回に分けることがあります。
リスク・副作用歯石除去により歯の根が露出し、一時的に知覚過敏(しみる症状)が起きることがあります。また、歯茎に近い歯垢や歯石を除去する際に歯茎を傷つけてしまい、出血が起きるリスクがあります。

【SRP(スケーリング・ルートプレーニング)によるクリーニング(保険適用)】

項目内容
治療内容通常の器具では届かない「歯周ポケットの奥深く(歯茎の内部)」にこびりついた硬い歯石を除去し、歯根の表面をツルツルに整える処置。
費用(目安)3割負担で1,500円〜3,000円程度。初診料・検査料を含む総額は3,000円〜4,000円程度。
治療期間・通院回数治療期間は、通常1ヶ月〜2ヶ月程度。通院回数は、お口の中を数ブロック(4〜6分割など)に分けて行うため、通常4〜6回程度。
リスク・副作用歯茎の奥深くを触るため、処置中や処置後に痛み・出血、歯が浮くような違和感を伴うことがあります(痛みが強いと予測される場合は事前に局所麻酔を使用します)。

【SPT / P予防(歯周病メインテナンス)によるクリーニング(保険適用)】

項目内容
治療内容スケーリングやSRPの終了後、綺麗な状態を維持するために定期的に行う、専用器具を用いた歯面清掃・研磨、ブラッシング指導、フッ素塗布など。
費用(目安)お口全体の管理料等を含めて、3割負担で約2,000円〜3,000円程度。
治療期間・通院回数治療期間は、通常1日(単日)。通院回数は1回。※その後は歯周病の状態に合わせて「1ヶ月〜3ヶ月に1回」の頻度で定期的に継続します。
リスク・副作用基本的に強い痛みはありませんが、歯茎が下がっている箇所などは、器具が触れると一時的にチクチクしたり、しみたりすることがあります。

歯医者で受けられる自由診療(全額自費)のクリーニング

予防歯科に注力している歯科医院では、自由診療(全額自費)のクリーニング(メインテナンス)も受けられます。
自由診療は、治療を目的とせず、「見た目の美しさ(審美)」や「より徹底的な予防」を目的とする場合のメニューです。

保険診療のルールに縛られないため、使用する器具や治療時間も医院ごとに設定し、歯やお口の中のすみずみまで行き届くようなクリーニング(メインテナンス)を提供しています。
たとえば、頑固な着色汚れ(ヤニ・茶渋)の除去やホワイトニングなど、ご希望に合わせてメニューを選択できるのも特徴です。

ここでは代表的なクリーニング(メインテナンス)である、「PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)」「エアフロー」「ホワイトニング(オフィスホワイトニング)」「ガムピーリング」について記載します。

なお、自由診療の費用は、各医院で設定が異なりますのであくまでも目安です。
実際の金額については、各歯科医院のHPの料金表をご確認いただくか、電話予約の際にお尋ねください。

【PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)によるクリーニング(保険適用外)】

項目内容
治療内容歯科衛生士が専用の回転器具とフッ素入りペーストを用い、歯面のプラーク(歯垢)や軽微な着色汚れ(ステイン)を徹底的に除去・研磨する処置。
費用(目安)約5,000円〜10,000円程度(税込/全額自己負担)
治療期間・通院回数治療期間は、通常1日(単日)。通院回数は1回。
※綺麗なお口の環境を維持するため、3か月~6か月ごとの定期的なメンテナンスとしての継続を推奨します。
リスク・副作用知覚過敏の傾向がある方は、処置中や処置後に一時的に歯がしみるような感覚を覚えることがあります。

【エアフローによるクリーニング(保険適用外)】

項目内容
治療内容特殊な微粒子パウダー(アミノ酸や重曹由来)と水を高圧で吹き付け、歯の表面や歯並びのガタガタ、器具の隙間にある頑固な着色(ヤニ・茶渋)やバイオフィルムを効率よく吹き飛ばす処置。
費用(目安)約3,000円〜8,000円程度(税込/全額自己負担)
治療期間・通院回数治療期間は、通常1日(単日)。通院回数は1回。
リスク・副作用パウダーの風圧による刺激をお口の中に感じることがあります。また、処置直後(約1時間)は一時的に汚れがつきやすくなるため、コーヒーやカレーなど着色性の高い飲食を控える必要があります。

【ホワイトニング(オフィスホワイトニング)よるクリーニング(保険適用外)】

項目内容
治療内容歯科医院にて、過酸化水素を主成分とする専用のホワイトニング剤を歯の表面に塗布し、特殊な光を照射して、お持ちの歯本来の色味よりも白く漂白する審美治療。
費用(目安)約15,000円〜50,000円程度(税込/全額自己負担)
※照射回数によっても変わります。
治療期間・通院回数治療期間は、通常1週間〜1ヶ月程度。通院回数は、1週間〜1ヶ月の間隔を空けて、通常1〜3回程度。
リスク・副作用薬剤の刺激により、一時的な知覚過敏(歯がキーンとしみるなど)が起きることがあります。
また、効果は永久ではないため、時間の経過とともに徐々に色が後戻りします。

【ガムピーリングによるクリーニング(保険適用外)】

項目内容
治療内容喫煙や食品の刺激によってメラニン色素が沈着し、黒ずんでしまった歯茎に専用の薬剤(フェノールなど)を塗布し、表面の古い組織の剥離と再生を促して健康的なピンク色に戻す処置。
費用(目安)約5,000円〜10,000円程度(税込/全額自己負担)
治療期間・通院回数治療期間は、通常1週間〜2週間程度。通院回数は、通常1〜2回程度。
リスク・副作用薬剤塗布後、数日間は歯茎が白くなり、ヒリヒリとした軽微な痛みや違和感が生じることがあります。
その間の刺激物(辛いものや酸っぱいものなど)の摂取は控える必要があります。

自宅でのセルフケア(毎日の歯磨き)とは何が違う?歯医者でクリーニングを受けるメリット

毎日しっかり歯を磨いているつもりでも、歯医者でのプロによるケアには代えられない大きなメリットが2つあります。

① 歯磨きでは落ちない「歯石」や「バイオフィルム」の除去

お口の中の細菌が結びついた歯垢(プラーク)は、放置すると約2〜3日で硬い「歯石」へと変化します。
歯石になってしまうと、どれだけ強力に歯ブラシでこすっても落とすことはできません

また、細菌が強固にバリアを張った「バイオフィルム」と呼ばれる膜も、通常の洗口液や歯磨き粉といった自宅でのセルフケアでは分解できません
だからこそ、厚生労働省や日本歯科医師会も定期的なプロのケアを推奨しています。

②自覚症状のない初期虫歯・歯周病の早期発見

歯周病や虫歯は、かなり進行するまで「痛み」や「自覚症状」が出にくい病気です。

定期的にクリーニングに通っていれば、口の中の専門家が毎回細部までチェックするため、自分では気づけないごく初期のトラブルを早期に発見し、大がかりな治療になるのを防ぎやすくなります。

歯医者のクリーニングの頻度は?

お口の健康状態が良好な方でも、一般的には3か月〜半年に1回の定期的なクリーニングが推奨されています。

ただし、タバコを頻繁に吸う方やコーヒー・紅茶を好むなど着色汚れがつきやすい方、あるいは歯並びの関係でどうしても特定の場所にプラークが溜まりやすいという方は、1〜2か月ごとのスパンで細かくケアを受けると、より効果的に虫歯・歯周病の進行を抑えられます。

歯医者で行うクリーニングの一般的な流れ(保険診療の場合)

歯科医院で行われるクリーニングは、保険診療の場合、主に以下のようなステップで行われます。

※自由診療のクリーニングの場合、医院ごとに治療計画の立案のためのカウンセリングや、精密検査のためのレントゲン・歯科用CTなどを用いることがあります。
詳しくは各医院のHPの治療の流れをご確認ください。

【歯科医院のクリーニングの流れ(保険診療)】

ステップ処置内容主な目的
1. 検査虫歯・歯周病のチェック、歯並びや噛み合わせの確認、必要に応じたレントゲン撮影お口全体の健康状態を精密に把握し、最適なクリーニングプランを立てるため
2. 歯石除去(スケーリング)超音波スケーラーや手動のハンドスケーラーを使用し、こびりついた歯石を除去歯周病の原因を根本から除去し、新たな歯垢の付着を抑制するため
3. 歯面清掃(ポリッシング)専門の研磨剤と回転ブラシを使い、歯の表面や隙間をツルツルに磨き上げる虫歯・歯周病を予防し、新たな汚れやバイオフィルムの再付着を防ぐため(審美性の向上)
4. フッ素塗布綺麗になった歯の表面に、高濃度のフッ素入り薬剤を優しく塗布する歯質を強化(再石灰化の促進)し、酸に負けない強い歯を作って虫歯を予防するため
5. 歯磨き指導お一人ひとりの磨き癖や歯並びに合わせたブラッシング方法のレクチャー毎日のセルフケア(自宅での歯磨き)の質を大幅に向上させ、綺麗なお口を維持するため

より精密なクリーニングを求めるならマイクロスコープ(歯科用顕微鏡)という選択肢も

精密な治療・予防・メインテナンスに力を入れている歯科医院では、「マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)」が導入されていることが多いです。

マイクロスコープは肉眼と比較して最大20倍まで視野の拡大が可能であり、一般的に歯のクリーニング(メインテナンス)で使用される「歯科用ルーペ」の拡大率(約2.5〜10倍)と比較しても、より精密さを追求できます。

例えば、先ほど説明したクリーニング(メインテナンス)の流れで、「1.検査」のステップにおいて、小さな初期の虫歯や歯面の細かなヒビなどを発見しやすくなり、適切な経過観察や予防処置につなげることができます。

さらに「2.歯石除去」の際も、歯周ポケットの奥深くに隠れた歯石を歯科医師や歯科衛生士が視認しながらアプローチできるため、周囲の歯茎への痛みや負担をできる限り抑えつつ(低侵襲:ていしんしゅう)、極力取り残しを減らしていく丁寧で精密な除去に役立ちます。

一般社団法人 日本顕微鏡歯科学会の認定医・認定衛生士の在籍を確認しよう

マイクロスコープはあくまでも精密な処置を可能とする道具です。

マイクロスコープを用いた精密な治療、クリーニング(メインテナンス)を受けるのであれば、「一般社団法人 日本顕微鏡歯科学会」でマイクロスコープの取扱いについて実績を認められた「認定医・指導医」の資格を持つ歯科医師、「認定歯科衛生士・認定指導歯科衛生士」の資格を持つ歯科衛生士がいる歯科医院を推奨いたします。

歯科医院のHPで在籍するスタッフの資格欄を確認してみるとよいでしょう。

歯医者のクリーニングに関するよくある質問と回答(Q&A)

歯医者のクリーニングへ行く前に、多くの方が抱える疑問や不安についてお答えします。

歯医者のクリーニングに関する質問を考えている女性の図

Q1. クリーニングは痛いですか?

A.1 基本的に強い痛みはありませんが、お口の状態によってはチクチクしたり、しみたりすることがあります。
歯石が大量に付着している方や、歯周病で歯茎が炎症を起こしている方は、器具が触れた際にチクッとした痛みを感じたり、出血したりすることがあります。

また、知覚過敏の傾向がある方は、処置中や処置後に器具から出る冷たい水や風がしみる場合があります。
痛みが不安な方は、予約時や事前の問診で「痛みに弱い」と伝えておくと、力加減の調整や麻酔の使用など、無理のない範囲で配慮しながら進めてもらえます。

Q2. 1回のクリーニングにどのくらい時間がかかりますか?

A2. 保険診療の場合、1回あたり約15分〜30分程度が目安です。
一方、自由診療の場合、初回受診時は、お口の健康状態を正しく把握するための歯周病検査やレントゲン撮影が含まれるため、1時間程度かかることが一般的です。

自由診療では、2回目以降の定期検診や、自由診療(全額自費)のPMTC・エアフローなどの場合は、メニューごとに設定された時間(約45分〜90分程度)をかけて、お口全体をじっくり清掃します。

Q3. クリーニングとホワイトニングは何が違いますか?

A3. クリーニングは「表面の汚れを落とす」、ホワイトニングは「元の歯の色より白く漂白する」という違いがあります。

クリーニングは、歯石やプラーク、ヤニ・茶渋などの「着色汚れ(ステイン)」を落とし、お口の健康を保つための処置です。
これだけでも本来の歯の明るさを取り戻すことができますが、生まれつきの歯の色自体を白くすることはできません。
「ご自身の本来の歯の色よりも、さらに白くしたい」という場合は、特殊な薬剤を用いるホワイトニング(自由診療)を選択する必要があります。

より綺麗な仕上がりを目指すなら、まずはクリーニングで表面の汚れを落とし、その後にホワイトニングを検討するのがより高い効果が期待できます。

Q4. クリーニングの後に食事制限はありますか?

A4. 基本的に制限はありませんが、フッ素塗布やエアフローの直後は少し注意が必要です。
通常のスケーリング(歯石取り)のみであれば、術後すぐに飲食をしても問題ありません。
しかし、虫歯予防のために「フッ素塗布」を行った場合は、薬剤を歯の表面にしっかり定着させるため、処置後約30分間は飲食や強いうがいを控えるよう指示されるのが一般的です。

また、自由診療の「エアフロー(パウダー清掃)」の直後は、一時的に歯が着色しやすい状態になっているため、1〜2時間程度はコーヒー、カレー、赤ワインなど色の濃い飲食物を控えることをおすすめします。

Q5. 妊娠中や生理中でもクリーニングを受けられますか?

A5. はい、受けられます。特に妊娠中は積極的な受診が推奨されています。
妊娠中はホルモンバランスの変化や、つわりによる歯磨き不足などが原因で「妊娠性歯肉炎」などのお口のトラブルが起きやすくなります。
そのため、母子ともに負担の少ない安定期(妊娠中期:5〜7ヶ月頃)にクリーニングを受け、お口の環境を整えておくことが非常に重要です。

また、生理中であってもクリーニングの処置自体に問題はありません
ただし、体調が優れない場合や、長時間診療台に座っているのが辛い場合は、決して無理をせず予約の変更を相談してください。

歯医者でクリーニングを受けるなら?目的別のクリニックの選び方

クリーニングで理想のお口の環境を手に入れるためには、ご自身の「本当の目的」に合致した歯科医院を選ぶことが重要です。

① 保険診療でこまめに歯石・歯垢を取りたい方

「低コストでしっかり虫歯・歯周病を予防したい」という実用性重視の方は、何より継続が大切です。
「自宅や職場から無理なく通える立地か」「定期メインテナンスのハガキやWEB通知などのフォローが丁寧か」といった点を基準に、地域に根差した一般歯科を選びましょう。

② タバコのヤニ・茶渋を落とし、歯を白くしたい方(審美目的)

「頑固なステインを徹底的に落として、パッと明るい口元にしたい」という審美目的の方は、自由診療のメニュー(PMTCやエアフロー、ホワイトニング設備)が豊富に揃っている審美治療に注力している歯科医院や、予防・クリーニング特化型の医院を選ぶとよいでしょう。

③ クリーニングついでに「歯並びや銀歯」も綺麗にしたい方

「お掃除だけでなく、昔入れた目立つ銀歯を白いセラミックに替えたい」「実は歯並びのガタガタも気になっていて、トータルで清潔感を出したい」というお悩みをお持ちの方は、セラミック審美修復やマウスピース矯正を総合的に手がける、審美治療の実績が豊富なクリニックへ相談するのがおすすめです。

④ 肉眼で見えない汚れまで徹底的に落としたい方

「大切な歯を1本も失いたくない」「見落としのない精密なクリーニングを受けたい」という予防効果を追求する方は、「マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を完備している医院」を推奨いたします。精密な治療・予防ケア・メインテナンス(クリーニング)は、あなたの未来の健康を守る大きな投資になります。

まとめ

歯医者でのクリーニングは、単なる「お掃除」としての枠を超え、お口全体の健康と美しさをトータルで引き上げるための非常に効果的な予防医療です。

歯石を取りたいという治療目的の「保険診療」か、あるいはヤニ・茶渋を徹底的にクリアして白く美しい口元を目指す「自由診療」か、まずはご自身の目的に合ったメニューやクリニックを選ぶことから始めましょう。

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出典・参考資料

※本記事は一般的な情報の提供を目的としたコラムであり、特定の治療や効果を保証するものではありません。また、医師による監修記事ではありません。具体的な症状がある場合は、医療機関を受診してください。

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