歯医者を変えるのは気まずい?上手な断り方・リスク・納得のいく転院先の選び方

「長期間通院しているがなかなか治らない」 「どんな治療をされているのかわからなくて怖い」など、今通っている歯科医院での治療に不安や疑問を抱いていませんか。

「途中で別の歯医者に変えるのは先生に悪いのでは」と転院をためらってしまう患者様は少なくありません。

しかし、歯科医院を途中で変える(治療を受ける病院を自分で選ぶ)ことは、患者様が持つ権利の一つです。

ご自身の心と大切な歯を守るためには、ストレスを我慢しながら通院し続ける必要はありません。

この記事では、なるべく波風を立てずに歯科医院を変えるための「上手な断り方」と、「治療の途中で転院する際のリスクや注意点」を解説します。

さらに、治療過程を動画や写真で患者様ご自身が確認できる「マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)」の活用など、「納得して治療を受けられる歯医者の選び方」についてお伝えします。


歯医者を途中で変えたい!「気まずさ」や「申し訳なさ」を抱えなくてもいい理由とは

結論からお伝えすると、「治療の途中であっても歯医者を変える(転院する)こと」そのものは、公に認められている患者様の権利の一つです。

たとえば、世界医師会(WMA)が採択した「リスボン宣言(患者の権利宣言)」では、歯医者に限らず「医療機関を自由に選択・変更する権利」が明記されています。

また、日本の厚生労働省が所管する医療法においても、「患者様が適切な説明を受けた上で、自ら医療機関を主体的に選択すること」は基本理念として定められています。

実際に、歯科医院では、引っ越しや勤務先の変更、ご家庭の事情など、様々な理由で患者様が転院されるケースが珍しくないため、「せっかく診てくれた先生を途中で裏切るようで申し訳ない」と過度に気まずさや罪悪感を感じる必要はありません。

※実際に歯科医院へ予約キャンセルを伝える際の注意点、角の立たない具体的な例文は、この後解説します。

【要注意】無断・直前のキャンセルはできる限り避ける

どんなに気まずい状況でも、予約を入れたまま連絡せずに受診(来院)しない「無断キャンセル」は避けましょう。

また、急なケガや体調不良などのやむを得ない事情を除き、受診日の直前になってからのキャンセルも極力避けることが推奨されます。

無断キャンセルや直前キャンセルは単なるマナー違反に留まりません。

予約枠を空けて待っていた歯科医院の診療体制や準備に多大な損失を生じさせるリスクがあり、同時に他の患者様の診療機会を奪うことにもつながるためです。

また、将来的に事情が変わって再びその歯科医院に通院したくなった際、良好な関係を保ったまま通い直せるようにするためにも、事前にキャンセルの連絡を1本入れておくことは、「余計な気まずさや罪悪感」といったご自身のストレスを未然に回避するための大切な配慮となります。

歯医者を途中で変える前にキャンセルポリシーの確認を

2026年6月に施行された厚生労働省の保険診療に関する通知(保医発0327第7号)によって、一定の条件下において、医療機関が患者にキャンセル料等を請求できることが公的に明確化されました。

ただし、国が一律の料金やペナルティを定めているわけではなく、歯科医院においては「独自のキャンセルポリシー」を設けているケースがあります。

なお、キャンセル料を請求するためには、「事前にキャンセル料が発生する条件や金額について院内等で書面掲示を行い、患者様に十分な説明を行って合意を得ていること」(※)が厳格な条件とされています。

※厚生労働省では同通知において「原則としてウェブサイト上にも掲載すること」と定めています。

そもそもの「キャンセル料の有無」、「適用される条件」(例:「無断キャンセルのみ対象」「受診の〇日前までの連絡が必要」など)は、歯科医院ごとに異なります。
治療途中で転院を検討する際は、あらかじめホームページや予約画面等で「キャンセルポリシー」をチェックしておくと安心です。

「上手な断り方は?」歯医者の予約キャンセルの例文(web・電話)

歯医者を途中で変えたくなった際は、まず現在の予約をキャンセルする必要があります。

もしインターネット上(web予約画面上)で、受診キャンセル(予約取消)ができる場合は、各画面に従ってキャンセルしましょう。

なお、「受診日が差し迫っている」「予約キャンセルは電話のみ」といった場合でも、事情を長く話す必要はありません

web上の問い合わせフォームやメールでキャンセル理由の入力を求められた場合は、以下の例文を参考にしてください。

【web・メール用のキャンセル例文】

 

「仕事(家庭)の都合で急なスケジュールの調整がつかなくなってしまったため、〇月〇日の予約を一旦キャンセルさせていただけますでしょうか。次回の予約については、予定が分かり次第、改めてこちらからご連絡いたします。」

電話でキャンセルの連絡を入れる場合は、受付スタッフからの「次回受診のご予約はどうされますか?」という質問への切り返しまでをセットでイメージしておくと、緊張せずにスムーズに会話を終えることができます。

【電話でのキャンセル例文(シミュレーション)】

 

あなた:「お世話になります。〇月〇日に予約している〇〇(自分の名前)です。急な仕事(家庭)の都合で、その日の受診が難しくなってしまいました。大変恐れ入りますが、今回の予約を一度キャンセルしていただけますでしょうか」

 

受付:「承知いたしました。では、次回の受診予約はいかがなさいますか?」

 

あなた:「直近の予定がまだ分からず、スケジュールが落ち着きましたら、またこちらからお電話(またはwebから予約)させていただきます」

 

受付:「わかりました。では、ご連絡をお待ちしておりますね」

 

あなた:「お手数をおかけして申し訳ありませんでした。失礼いたします」

歯科医院側を否定せず、「自分が置かれた環境の都合(仕事・家庭・スケジュールの流動性)」を理由にすることで、申し訳なさや気まずさを最小限に抑えることができます。

仮に「今の歯医者の治療方針に納得できない」「先生の説明不足に不安がある」といった本音(ストレス)を直接伝えてしまうと、歯科医院側から引き止めや説得をされたり、余計に気まずい雰囲気になったりするリスクが高まるため、避けるのが賢明です。

「次回予約を迷っている」なら、「フェードアウト(次回の予約を取らない)」という選択肢も

もし治療が一段落したタイミングであれば、次回の予約を取らずにそのまま通院をやめる(フェードアウトする)という方法もあります。

治療にある程度の区切りがついていれば、医院側も「治療終了」または「自己都合による中断」としてカルテの処理がスムーズに行えるためです。

具体的には、以下のような状況であれば、気まずさや罪悪感をあまり感じることなく、前向きに転院を検討できるでしょう。

【自然にフェードアウトできるタイミング】

①主治医から「今回の虫歯治療はこれで全て完了です」と説明を受け、最後の詰め物(被せ物)が入った直後
②定期検診や歯のクリーニング、歯石除去がその日のメニューで完了したタイミング
③「次回からは数ヶ月後の定期検診(メインテナンス)になります」と告げられた段階

「治療やメインテナンスの区切り」がついた時点であれば、もし受付で次回の予約について質問されても、慌てる必要はありません。

「直近のスケジュールがまだ分からないので、予定が分かり次第、こちらからまた連絡します」と受付に伝えて、そのまま来院しないという選択も十分に可能です。

「歯医者を変えるか迷っている」ときの判断基準2つ

単なる気まずさや歯科医師との相性の問題、通院へのストレスだけでなく、治療の進行そのものに不安がある場合、転院を前向きに検討すべきタイミングと言えます。

なぜなら、歯は削るたびに構造的に脆くなり、治療を繰り返すたびに健康な歯質が失われていくリスクが増加するためです。
 

以下の2つの判断基準を参考に、今の状態のまま治療を続けるべきか、それとも「歯医者を途中で変えるか」を客観的に検討してみてください。

判断基準①治療の説明が不十分で「何をされているかわからない」

歯科医師または歯科衛生士から現在の状況に関する十分な説明がなく、不安や不信感を抱いたまま治療が進んでいる場合は、早めの転院を検討すべきです。

 

納得のないまま治療を受けることは、心理的なストレスがかかった状態であり、治療そのものや歯科医院に対する不信感を増大させることに繋がりかねません。

 

そして最終的に、「そんな説明は聞いていない」「こんなはずではなかった」といったように、納得のいく治療の仕上がりにならなかったり、想定以上の治療費を請求されたりするケースがあるからです。

 

一般的な歯科診療においては、以下のような丁寧な説明が義務づけられ、求められます。

 

【歯科医院が行う説明の例文】

 

①治療に関する説明
「今日はまず歯のクリーニングを行い、お口の環境を整えてから、次回から本格的な虫歯治療に入ります」

 

②費用に関する説明
「保険診療で選択できる詰め物と、自由診療(自費)になる治療にはこのような費用と素材の違いがあります」

 

このような詳しい治療計画が共有されない場合や、患者様が質問をしても面倒くさそうに流されてしまうケースでは、信頼できる他の歯科医院へ早めに相談することをおすすめします。

【知っておきたいPOINT】

公益社団法人日本歯科医師会が2024年に行った『15歳〜79歳の男女10,000人に聞く、「歯科医療に関する生活者意識調査」』によると、歯科受診に対する不安を和らげる最大の要因は「かかりつけの歯科医師への信頼(53.1%)でした。

歯科医師と患者様の間で信頼関係を築くには、「インフォームド・コンセント(納得のいく説明と同意)」が重要と言えます。

 

「歯医者を途中で変えるのは気まずい」という気持ちで、不安や不信感を抱えたまま無理に治療を継続する必要はありません。

無理にストレスを抱え込まずに、ご自身の心の安定と、大切な歯の健康を守るための正当な選択肢として、前向きに転院を検討してください。

判断基準②治療の先行きや終わりが見えない

「長期間にわたって毎週のように通院しているのに、痛みがなかなか治まらない」「一度痛みが引いたのにすぐぶり返してしまい、いつ治療が終わるのか見通しが立たない」といったように、「原因がはっきりしない慢性的な痛み」や「症状の再発・悪化」が続いているケースでは、転院が強く推奨されます。

現在通っている歯科医院の設備や検査体制、治療方針によっては、患者様が抱えるお口のトラブルの「根本的な原因」を肉眼レベルでは特定しきれていない可能性があるためです。

とくに、一般的に「歯の神経の治療」や「歯の根の治療」と患者様に説明されることの多い、「根管治療(こんかんちりょう)」の最中では注意が必要です。

根管治療を何ヶ月も続けているのに、「噛むと痛い」や「歯茎の腫れが引かない」といったトラブルが続く場合は、肉眼よりも精密な検査・治療に貢献する「歯科用CT」「マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)」などの設備が必要になるケースが一般的です。

「歯医者を変えるときに紹介状は必要?」もらい方と費用・メリット  

現在の歯科医院から別の歯科医院へ転院する際、新しく通う歯科医院や大学病院などへの「紹介状(診療情報提供書)」を発行してもらえるケースがあります。

なお、紹介状は、歯科医師側から提案される場合だけでなく、患者様ご自身から希望することも可能です。

「セカンドオピニオンとして一度、別の専門設備がある医院でも診てもらいたいので、紹介状をお願いできますか」と希望を伝えてみるのもよいでしょう。

紹介状があると、レントゲン撮影などの重複する検査を省略できるため、「費用や被ばくの負担を抑えられる」「これまでの詳細な治療経緯が新しい主治医に伝わる」というメリットがあります。

なお、紹介状の発行には健康保険が適用されるため、窓口負担が3割の場合、費用はおよそ750円程度(※)です。

(※2026年8月現在の診療報酬点数に基づく情報です。今後の診療報酬改定により、紹介状の発行費用が異なることがあります。)

途中で変えるならどんな歯医者がいい?|選び方の基準3つ

いざ「歯医者を変えよう」と決意したとしても、どのような基準で次の医院を選んだらよいのか、具体的な視点がまだ定まっていない方も多いでしょう。

そこで、患者様のお悩みや状況に合わせた「納得のいく歯科医院の選び方」を3つの基準を解説します。

選び方の基準①治療内容に不安がある場合は「セカンドオピニオン」を活用する

「痛みが続く」「痛みが再発した」など、現在の治療そのものに不安があり、「歯医者を途中で変えたい」と考えている方は、まずは治療を中断し、別の歯科医院に意見を仰ぐ「セカンドオピニオン」がおすすめです。

歯科医院ごとに検査・治療に使う設備や治療方針は異なるため、第三者の客観的な意見を聞くことで、今の治療方法がご自身にとって適切なのか、メリットとデメリットを比較して冷静に判断できるからです。

たとえば、セカンドオピニオン先の医院で、「今の主治医からは抜歯を勧められていますが、他に歯を残す治療の選択肢はありませんか?」と相談してみましょう。

そこで精密な検査を行った結果、「歯髄温存療法(しずいおんぞんりょうほう)」という歯の神経をできる限り保存する治療など、セカンドオピニオンで提案された治療法や説明に納得できれば、そのまま新しい歯科医院へ転院の手続きを進めるという流れが非常にスムーズです。

※本記事で紹介した相談と回答の内容は一例です。実際にどのような治療が適応となるかは患者様一人ひとりの症状によって異なります。

選び方の基準②説明不足と感じる場合は「見える化」してくれる医院を選ぶ

「納得のいく治療を受けたい」という方は、言葉だけの説明ではなく、写真・映像を用いて口内状態を「見える化」してくれる歯科医院を選ぶのも一つの選択肢です。

たとえば、「マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)」は、肉眼と比較しておよそ20倍の視野の拡大が可能であり、治療前後や治療中の様子を動画で撮影できます。

マイクロスコープは、狭くて暗いお口の中をLEDライトの照射で明るくしながら、通常では視認が困難な0.1ミリ単位(ミクロン単位)まで治療部位を拡大し、写真や映像の記録が可能です。

一般社団法人 日本顕微鏡歯科学会等の調査や臨床現場(現場の歯科医院)では、マイクロスコープを用いて実際に治療前後の口腔内の状態をモニター映像で確認しながら説明することで、先述のインフォームド・コンセント(納得のいく説明と同意)につながると言われています。

「百聞は一見に如かず」という言葉の通り、言葉だけではなく視覚的な情報が説明に加わることで「今、何をされているかわからない」という、治療に関する悩みや不安(過度なストレス)を解消することにつながるでしょう。

【知っておきたいPOINT】

当サイト「デンタルマイクロスコープCLINIC」では、マイクロスコープを導入している全国の歯科医院に実際に取材を行い、日々の治療方針や精密治療への真摯な取り組みを紹介しています。

 

そうした取材の中で、多くの歯科医師から「患者様に説明をさせていただく際、マイクロスコープによる写真や映像を共有することが、信頼関係の構築やコミュニケーションの取りやすさにダイレクトにつながっている」という、臨床現場でのリアルな実感(取材事例)が多く寄せられています。

選び方の基準③「通院困難」な場合は原因を解消できる歯科医院を探す

歯科医師の治療方針やスタッフの人柄などに不満がなくても、「診療日時」「WEB予約の有無」「通いやすさ(立地)」などが原因で、通院が困難になり「歯医者を途中で変えたい」と悩む方も実は非常に多いです。

実際に、一般社団法人 日本歯内療法学会が2026年に行った調査でも、患者様が「歯科治療を途中でやめたり、通院が難しいと感じたりする理由」のトップは、「診療時間に間に合わない」「仕事が忙しい」などの時間的な制約でした。

このケースでは、ご自身の都合で歯科医院を変更することを「先生に気まずい」「裏切るようで申し訳ない」と強く感じてしまいがちです。

しかし、仕事等で定期的な通院が困難になった結果、治療が未完了のまま歯やお口の健康に支障が出ることは避けるべきです。

ご自身の歯やお口の健康を守るためには、「平日夜間や土日の診療に対応しているか」「WEBなどで事前に柔軟な予約が取れるか」「診療時間内に通院可能な立地にあるか」といったシステム面にも目を向けてみてください。

治療途中で歯医者を変えるリスクと注意点

治療の途中で歯科医院を変更する場合、再び初診料やレントゲン等の検査費用が発生し、一定の金銭的な負担がかかるのが一般的です。

たとえば、現在通っている歯科医院からの「紹介状(診療情報提供書)」がない場合や、精密な検査が必要であると歯科医師が判断した場合、患者様の症状をしっかりと把握するために改めて適切な検査や診断を行う必要があるためです。

また、転院に先立って「セカンドオピニオン」を希望する場合は、保険適用外の別途料金を定めている歯科医院もあるため、事前にホームページ上で費用を確認するか、電話で相談してみましょう。

自己判断での治療中断は抜歯リスクを高めてしまう要因に

転院先の歯科医院を決めきれないまま、気まずさから自己判断で通院を途中でやめてしまい、症状を放置することは医学的観点から極めてリスクが高い行為です。

特に重度の虫歯治療や根管治療(歯の神経・根の治療)、あるいはインプラントや矯正治療の途中は、歯が非常にもろくなっており、内部に細菌が感染・繁殖しやすいデリケートな状態にあるためです。

一般社団法人 日本歯内療法学会の調査によると、根管治療を経験した30代の約半数が「痛みがなくなったタイミングで通院を自己中断した経験がある」と回答していますが、その結果として「再び痛みが出た」「歯茎が腫れた・膿が出た」といった再発トラブルが多く発生していることが分かっています。

「痛みが引いたから大丈夫」と放置してしまうと、大掛かりな再治療が必要になったり、最終的に大切な歯を失って抜歯せざるを得なくなったりするケースもあります。

気まずさや罪悪感を理由に放置せず、信頼できる別の歯科医院を見つけて速やかに治療を継続することが、何よりも重要です。

歯医者を途中で変える際によくある質問と回答(Q&A)

ここでは、現在歯科医院に通院中の方が転院を検討する際に抱きやすい疑問についてお答えします。

Q1. 治療の途中で歯医者を変える場合、前の歯医者からの紹介状は必須ですか?

A1. 必須ではありません。
多くの場合、紹介状がなくても新しい歯科医院で一から精密な検査・診断を行うため、問題なく初診として治療を受けられます。

ただし、紹介状(これまでの治療経過データ)がない場合は、正確な口内状況を把握するためにレントゲン撮影等の検査を改めて行う必要があり、初診時にその分の検査費用が発生することはあらかじめ念頭に置いておきましょう。

Q2. 新しい歯医者に、前の歯医者への不満を伝えてもいいですか?

A2. はい。事実として客観的に伝えるのは、「インフォームド・コンセント」(治療の説明と同意)につながりやすいため、非常に有益と言えます。

単に感情的な不満として伝えるのではなく、「何が不安だったのか(例:治療の流れの説明がなくて怖かった、根の治療が何ヶ月も続いて痛みが引かなかった等)」を事実ベースで伝えてみてください。

過去の不安要素を事前に共有しておくことで、新しい歯科医院側も「写真や動画を用いた丁寧な説明を徹底する」「歯科用CTを用いて長引く痛みの原因を特定する」といった、ご希望や症状にしっかりと配慮した治療計画を立てやすくなります。

Q3. 途中で行かなくなった歯医者に、数年後また行くのは気まずいですか?

A3. 過度に気まずさや罪悪感を感じたり、気にしすぎる必要はありません。
歯科医院では毎日多くの患者様を診ており、引っ越しや忙しさなどによって数年間受診が途絶えるケースは日常的にありうるケースだからです。

また、受診の間隔が数年空いている場合、システム的にも「再診」ではなく「初診(お口全体のチェックから新たな気持ちでのスタート)」として、受付も医師も淡々と手続きを進めることが一般的です。

もし次回受診の予約をキャンセルしてしまっていたとしても、きちんと歯科医院に連絡を入れていれば、温かく迎え入れてくれるところがほとんどですので、安心してお口のケアのために受診してください。

まとめ|歯医者を途中で変えてもOK!気まずくならないようにキャンセル連絡を忘れずに

今通っている歯科医院の治療方針や説明不足等に不満や不安がある場合、途中で別のクリニックに変えることは公に認められている患者様の正当な権利です。

「先生に悪いな」と過度に気まずさを感じる必要は一切ありません。

主に以下の点に注意しつつ、新たな通院先を検討してみてください。

【特に注意したいPOINT】

①直前キャンセルや無断キャンセルによるトラブルを極力避ける
②「自己判断での治療中断」は避け、必ず別の歯科医院で治療を継続する
③セカンドオピニオンを活用する

候補が複数ある場合は、マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)などで治療を「見える化」してくれて、無理なく通える歯科医院を選ぶことも重要なポイントです。

「なんとなく気まずい」「申し訳ないという罪悪感」で無理して治療を続けるのではなく、ご自身の歯やお口の健康を守るために、前向きに転院を検討してください。


出典・参考資料

※本記事は一般的な情報の提供を目的としており、特定の治療法を推奨するものではありません。実際の治療にあたっては、必ず歯科医師にご相談ください。