保険診療と自費診療における「根管治療」の違いとは

保険診療と自費診療における「根管治療」の違いとは

目次

根管治療(歯の神経の治療)とは?
根管治療で天然の歯を残すメリット
自費の根管治療と保険の根管治療の違い
神経を取った歯のリスク

 

根管治療(歯の神経の治療)とは?

 
根管治療とは、歯の根の中にある歯髄(神経・血管)が通っている「根管」の治療のことです。
 
虫歯に感染した歯髄や、根管内の汚染された組織を徹底的に取り除いたうえで消毒し、ゴムのような歯科材料を緊密に詰めます。
 
根管内の汚染組織を取り除いて無菌状態にすることで、天然の歯を抜歯せずに済みます。
 
根管治療を受けずに虫歯を放置すると、やがて神経が壊死して痛みを感じなくなります。これは、虫歯が治ったわけではありません。
 
歯の根の先に膿が溜まって再び痛みだす恐れもあるため、歯科医院で適切な治療を受けることが大切です。
 
 

根管治療で天然の歯を残すメリット

 
歯を失っても、入れ歯やブリッジ、インプラント治療などで歯を補えるため、抜歯すればよいのではと思う方もいらっしゃるでしょう。
 
天然の歯を残すと次のメリットを得られるため、根管治療を受けることをおすすめします。
 

【噛む力やクッション性を維持できる】

 
天然の歯には歯根膜がありますが、インプラントにはありません。
 
歯根膜は、歯の根と顎の骨の間に存在する組織で、噛む力を調整したり、クッションの役割を果たしたりします。
 
天然歯を残すことで、歯根膜の機能を維持できます。
 

【最後の一手としてインプラント治療の選択肢を残せる】

 
インプラントは、天然歯に近い見た目、噛み心地を得られる優れた治療ですが、寿命は平均10~20年とされています。
 
もし、インプラントの寿命が尽きたとき、再治療を行うことが困難なうえに、再治療できない可能性があります。
 
 
そのため、できる限り天然の歯を残し、インプラント治療を最後の一手とすることが大切です。
 
 

自費の根管治療と保険の根管治療の違い

 
自費の根管治療と保険の根管治療の違いは次のとおりです。

費用 治療期間 器具・機材 薬剤・セメント
保険診療 数千円程度 治療時間:約30分
通院:4~5回
拡大ルーペ・
一般的なファイルなど
症例を問わず
同じものを使用
自費診療 約7万~15万円 治療時間:約60~90分
通院:1~3回
マイクロスコープ・
ニッケルチタンファイルなど
症例に合わせて
数種類を使い分ける

各項目の違いについて、詳しくみていきましょう。
 

【費用】

 
自費診療の根管治療には、保険診療で使えない器具や機材、薬剤を使用するため、費用が全額自己負担となります。
 
費用は歯科医院によって異なり、相場は約7万~15万円と幅があります。
 
保険診療の根管治療は、1~3割の自己負担となるため、費用は1本あたり数千円です。
 

【治療期間】

 
自費診療の根管治療は、1回約60~90分の治療を1~3回行います。
 
対して保険診療の根管治療は、1回約30分の治療を平均4~5回と、通院回数が多くなります。
 

【器具・機材】

 
保険診療の根管治療に使用する器具は、根管内を拡大して観察するための「拡大ルーペ」、根管内の汚染組織を取り除く「ファイル」などです。
 
対して自費診療の根管治療では、高倍率の「高性能マイクロスコープ」や根管内を傷つけにくく汚染組織を取り除きやすい「ニッケルチタンファイル」などを使用します。
 

【薬剤・セメント】

 
自費診療の根管治療では、根管内の洗浄や消毒、根管を密閉するために使用する薬剤やセメントを症例によって使い分けることが可能です。
 
対して保険診療の根管治療では、使用できる薬剤やセメントが限られています。
 
 
このように、自費診療の治療では使用できる器具や機材、薬剤に制限がないため、治療の成功率を高めたり再発を防いで歯の寿命を延ばしたりできます。
 
生涯にわたる歯の健康を考えて、自費診療の根管治療を検討することが大切です。
 
 

神経を取った歯のリスク

 
歯の神経を取れば、一生虫歯にならないと思われる方もいらっしゃいますが、それは事実ではありません。
 
神経を取り除くと歯に栄養が行きわたらなくなるため、どうしても脆くなります。
 
その結果、割れたり欠けたりすることで、結果的に抜歯を余儀なくされる可能性があります。
 
 
さらに、汚染組織を取り残した場合には、再び炎症が起きて再治療が必要になったり、抜歯せざるを得なくなったりする恐れもあるのです。
 
そのため、根管内の汚染組織を徹底的に取り除き、洗浄や消毒、密閉を高いレベルで行う必要があります。
 
自費診療の根管治療では、高性能マイクロスコープやニッケルチタンファイルを使用できるため、治療の精度と成功率が上がります。
 
 
ご自身の歯を1本でも多く残したい方は、自費診療の根管治療を検討しましょう。
 
生涯、ご自身の歯で食事や会話を楽しみたい方は、まずは歯科医院へご相談ください。
 

マンガへ

説明動画へ

掲載をご希望の医院様用お問い合わせフォームへ

歯科のホームページ制作|ゼロメディカル

ページ上部へ戻る

© 2016 歯医者の選び方・見分け方が変わる デンタルマイクロスコープClinic